林家正蔵のサンデーユニバーシティ

文化放送

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12月8日(日)プロフェッショナルへの道

今週は、

城西大学 薬学部 准教授、

細谷 治(ほそや・おさむ)先生の授業でした。

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城西大学 薬学部の卒業生でいらっしゃる細谷先生。

先生の在学中に比べて、

近年は薬剤師になりたいという

明確な目的意識を持って入学する学生さんが増えたと仰っていました。

この傾向は、

インターンシップを始めとする教育カリキュラムやシステムの変化に伴い、

薬学の分野に限らず、

様々な業種に共通して生じているのではないでしょうか。


学生さんたちが、目的意識を具体的に抱いている一方で、

薬学部の教育カリキュラムでも、

必修のうち臨床系の単元が増え、

さらには、

コミュニケーション力を育む、人間教育の為の科目も

開設されるようになった経緯があるそうです。


細谷先生のお話を伺っていて再認識したのが、

自分自身で常に前進を試み、イノベーションを図り続けることこそが、

プロフェッショナルであるということ。


殊に、

患者さんの身体に直接作用し、

健康を維持、あるいは回復させる為のお薬を扱う薬剤師さんには、

年々、より高いスキルが求められる時代なのだそうです。

医療機関を受診した後に、

薬剤師さんから重複した質問をされると、

利用する側にとっては、

「さっきも言ったのに」とか、

「前に来た時も訊かれた」とか、

煩わしさが前面に感じられることもありますが、

私たちの健康状態や感覚が、

重要な一情報として、

自分にとっても、

あるいは、

同じお薬を使用している他の人にとっても、有意義なのだと知ることで、

私たちもプロの人間たるステップを

一段上がることが出来るような気がします。


何の為の学習なのか、

今していることが、将来どんな場面で活かされるのか ―

日々、一歩一歩、着実に歩みながら、

時には一足飛びの実務経験を重ねて行く中で、

体得できる深さが、さらに増すことでしょう。

                石川真紀

【 ON AIR MUSIC 】

    
  Is It You / Lee Ritenour


番組日記 | 2013年12月 8日 08:00

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