林家正蔵のサンデーユニバーシティ

文化放送

毎週日曜日7:30~8:00

12月15日(日)顔の見える医療

今週も、

城西大学 薬学部 准教授、

細谷 治(ほそや・おさむ)先生の授業。

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今回は、先生のご専門分野である

緩和医療について教えていただきました。

例えばガンなど、

やがて訪れる死を意識しながら重い病と闘う患者さんの

痛みや症状を和らげ、

最期まで出来る限り有意義に時間を過ごしてもらえるように、という

緩和医療。

現在は、

患者さんのみならず、そのご家族もサポート対象にして行きましょう、

というのが、

WHO ( = 世界保健機関 ) の考え方でもあるそうです。


かつては、痛みを我慢することが美徳とされた時代もありましたが、

痛みというものが主観であり、数値だけでは測れないものである以上、

患者の立場になった時には、

痛かったら痛いと伝えてください、という傾向なのだそうです。


緩和医療には、

関係する専門家が連携することが大切。

そこで、

細谷先生も参加していらっしゃる

SAIPE ( サイピー ) = 彩の国連携力育成プロジェクトについても、

解説していただきました。

2012年からスタートしたSAIPEには、

城西大学 薬学部の他、

埼玉県立大学、埼玉医科大学、日本工業大学 工学部の4大学が参加。

他の専門領域と連携することで、

自らの専門性を深く認識し、啓発へと繋がる利点が期待されているプロジェクトです。


さらに、地域に根差した医療の連携を模索していることが、

SAIPEの心強い点。

患者さんと、そのご家族、

そして、医療従事者、

双方の顔が見える関係を築いた上で、

最先端の技術が加わる時、

盤石の医療体制が築かれるはずです。

                石川真紀

【 ON AIR MUSIC 】

    
  Shout To The Top / The Style Council


番組日記 | 2013年12月15日 08:00

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