1月19日(日)精巧なカラダ
今週は、
城西国際大学 薬学部 教授、
堀江俊治(ほりえ・しゅんじ)先生の授業でした。
先生のご専門は、薬理学。
中でも、
胃痛・腹痛・胸やけなどストレスに起因する諸症状について、
現在、ご研究中でいらっしゃいます。
今回は、鍵と鍵穴理論に象徴される薬の効き方について、
教えていただきました。
鍵 ( =薬 )が鍵穴( =体内の受容体 ) に入ることによって得られる現象が、
いわゆる、
' お薬が効いた ' という実感。
その分かりやすい例として、
モルヒネを引用して解説してくださいました。
かつては、' ドラッグ ' の印象が先行していましたが、
現在は、
終末期医療の臨床現場において、
痛みをコントロールし、
可能なかぎり通常の生活を送ることができるようにと処方される
鎮痛剤としての役目が広く認識されるようになりました。
このモルヒネによる効果・効能は、
フルマラソンや出産を経験された方などが感じる多幸感、
つまり、
β‐エンドルフィンが分泌された状態に似ていて、
脳内モルヒネと称されることがあります。
しかし、もともとは逆で、
私たちの体内には、
痛みや苦しさを凌ぐほどの多幸感を覚える鍵穴が生来備わっていて、
モルヒネを投与された場合、
その鍵穴に取り込まれ、痛みが鎮まるとのこと。
' 脳内モルヒネ ' と称されるβ‐エンドルフィンこそが、
本来の ' モルヒネ ' というわけです。
自分のカラダでありながら、まだまだ知らないことがいっぱい。
様々な外的要因や変化に対応できる潜在能力を秘めたカラダを、
もっと労わってあげたい ―
そう思います。
石川真紀
番組日記 | 2014年1月19日 08:00
林家正蔵 プロフィール
本名<海老名泰孝・えびなやすたか>
1962年12月東京根岸生まれ。
1978年4月
高校入学と同時に林家こぶ平として落語協会に所属。
1981年5月
二ッ目昇進。
1987年5月13日
真打試験合格。最年少で13人抜き昇進。
1989年3月18日
浅草芸能大賞 新人賞受賞。
1990年6月
国立花形演芸大賞古典落語金賞受賞。
2005年3月21日
九代 林家正蔵 襲名。
2005年9月
城西国際大学人文学部客員教授就任。
2005年12月
浅草芸能大賞 奨励賞 受賞。
【映画声優出演】
「うしろの正面だあれ」
「平成狸合戦ぽんぽこ」など
【TVドラマ出演】
TVドラマ「天うらら」・「お美也」など
その他、TV番組司会などメディアに多数出演
【著書】
角川書店「お江戸週末散歩」
集英社「落語いってみよう、やってみよう」
岩崎書店「林家正蔵と読む落語の人びと、落語のくらし」など、他多数。
林家正蔵オフィシャルサイト「蔵の塩梅」 http://www.sanpeido.com/shozo/
石川 真紀(いしかわ まき)
文化放送アナウンサー
4月16日生まれ、秋田県出身。早稲田大学卒業、A型。
プロフィールページ http://www.joqr.co.jp/announcer/ishikawa.html
- 2016年11月 (4)
- 2016年10月 (7)
- 2016年9月 (7)
- 2016年8月 (6)
- 2016年7月 (7)
- 2016年6月 (6)
- 2016年5月 (7)
- 2016年4月 (6)
- 2016年3月 (6)
- 2016年2月 (7)
- 2016年1月 (6)
- 2015年12月 (6)
- 2015年11月 (7)
- 2015年10月 (6)
- 2015年9月 (5)
- 2015年8月 (8)
- 2015年7月 (6)
- 2015年6月 (7)
- 2015年5月 (7)
- 2015年4月 (6)
- 2015年3月 (7)
- 2015年2月 (5)
- 2015年1月 (6)
- 2014年12月 (7)
- 2014年11月 (7)
- 2014年10月 (6)
- 2014年9月 (6)
- 2014年8月 (7)
- 2014年7月 (6)
- 2014年6月 (8)
- 2014年5月 (5)
- 2014年4月 (6)
- 2014年3月 (7)
- 2014年2月 (6)
- 2014年1月 (7)
- 2013年12月 (8)
- 2013年11月 (6)
- 2013年10月 (6)
- 2013年9月 (7)
- 2013年8月 (6)
- 2013年7月 (10)
- 2013年6月 (7)
- 2013年5月 (6)
- 2013年4月 (6)
- 2013年3月 (7)
- 2013年2月 (6)
- 2013年1月 (6)
- 2012年12月 (9)
- 2012年11月 (6)
- 2012年10月 (6)
- 2012年9月 (7)
- 2012年8月 (6)
- 2012年7月 (8)
- 2012年6月 (6)
- 2012年5月 (6)
- 2012年4月 (7)
- 2012年3月 (6)
- 2012年2月 (6)
- 2012年1月 (8)
- 2011年12月 (7)
- 2011年11月 (7)
- 2011年10月 (7)
- 2011年9月 (6)
- 2011年8月 (7)
- 2011年7月 (7)
- 2011年6月 (6)
- 2011年5月 (7)
- 2011年4月 (6)
- 2011年3月 (5)
- 2011年2月 (6)
- 2011年1月 (6)
- 2010年12月 (7)
- 2010年11月 (6)
- 2010年10月 (7)
- 2010年9月 (6)
- 2010年8月 (8)
- 2010年7月 (6)
- 2010年6月 (6)
- 2010年5月 (7)
- 2010年4月 (6)
- 2010年3月 (2)