林家正蔵のサンデーユニバーシティ

文化放送

毎週日曜日7:30~8:00

11月22日(日)長年の成果と交流と

今週は、

城西大学 理学部 教授、

石川 満(いしかわ・みつる)先生の授業でした。

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単一分子、ナノ粒子、光化学がご専門の先生に、

これまでのご研究内容と、その応用分野について、

ご解説いただきました。


石川先生が長年取り組んでこられたご研究の中で、

一定の極限に到達したもの ― 、

それは、

肉眼では見ることのできない一粒一粒を、電子顕微鏡で可視化する技術。

中でも、細胞を生きたまま可視化できるよう応用されたことで、

医療分野への貢献を飛躍させることができているのだそうです。

具体的には、

着色・蛍光・発光といった標識を与える技術と併せて、

薬剤の効果を追跡したり、

酸性・アルカリ性を判別したりと、

目下、

何を知りたいかによって、分子を選べるようになっているとのこと。


先生のご研究は、

昨年2014年のノーベル化学賞を受賞した

「超解像度の蛍光顕微鏡の開発」に通じるもので、

受賞した3氏のうち、

米スタンフォード大のウィリアム・モーナー氏との

折に触れた交流についても、

語って聞かせてくださいました。


100%文系脳ながら、

化学系の展示を見物することが大好きな私も、

これからは先生のお話を胸に、

亀の歩みを進めていきたいと思っています。

                  石川真紀


番組日記 | 2015年11月22日 08:00

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