林家正蔵のサンデーユニバーシティ

文化放送

毎週日曜日7:30~8:00

10月15日(日)未来の為の国際交流

今週は、

城西国際大学 国際人文学部 特任教授、

東谷 仁(とうこく・ひとし)先生の授業でした。

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諸外国からの留学生を含め、

多くの学生さんたちを指導していらっしゃる東谷先生。

古代から現代にかけて

日本の歴史・人文学について幅広く教えていらっしゃる中で、

外国人留学生の関心が高いのが、

平安時代と江戸時代なのだそう。

アニメーションやゲームの影響で興味を持つようになったようで、

論文のテーマとしては、

古事記、万葉集、聖徳太子、源氏物語が人気だと仰います。


人気の理由は、いずれも、日本独特のものであること。

特に、古事記に代表される'八百万の神'という考え方が、

外国の方からすると面白いよう。

信仰、自然現象、家屋の至る所、食べ物...

あらゆるものに神が宿り、

それぞれに畏怖の念を抱いて暮らしてきた日本については、

なぜ、神を1つに絞らなかったのか、という

疑問をぶつけられるとのこと。

また、ロシアからの留学生は、

「源氏物語」には不倫が描かれているのに、

学校で教えるのはおかしい、との指摘も。

これに対して先生は、

不倫を含め、当時の人々の生活、風潮、習慣が盛り込まれているのと、

人生の無常、儚さといった、

学ぶところが多い作品であることを解説し、

学生さんたちを教え導いていらっしゃるとのことです。


このほか、韓国人留学生からは、

韓国式アカスリと日本の銭湯の違いとして、

韓国では、入浴は清潔の為、

日本では、精神的に疲れをとる為の入浴という分析が紹介されたり、

ハンガリー人留学生からは、

洗浄機付きトイレに驚いたという感想があったり、

複数の留学生からは、

日本人は、なぜ、お花見の時に茣蓙を敷いて飲食するの?

などなど...

先生のところには、

日本に関する様々な疑問が集結。

真の国際交流が、ここにあり、

平和な未来を担う心が育まれています。

                    石川真紀

【 ON AIR MUSIC 】
 
  Wild World / Mr. Big


番組日記 | 2017年10月15日 08:00

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