10月13日(日)ハイブリッドなロビー活動を
今週は、
城西国際大学 国際人文学部 客員教授、
山田 真之(やまだ・まさゆき)先生の授業でした。
先生のご専門は、
以前、企業にお勤めでいらした頃から才覚を発揮して来られた
国際交渉、ロビー活動。
今回は、
日本でもオリンピック招致プレゼンテーションで注目されたロビー活動の
歴史や有効性について、
教えていただきました。
ロビー活動が非常に盛んで権利として認められているアメリカと、
時の政府が為す決定に従うことを伝統的に受け入れてきた日本とでは、
元々、
国の成り立ちや、ロビー活動への動機の強弱など、
相違点が多いことは明らかです。
しかし、
国際化の大波を積極的、能動的に受け入れる過程において、
日本も、
ロビー活動の利点を学び、強かに活用することが、
必要となってきているようです。
至近な実例で顕著なのが、
今般の、東京2020オリンピック・パラリンピック招致委員会の言動。
ロビー活動の3つの手法である
①直接ロビーイング
②グラスルート・ロビーイング
③クロス・ロビーイング のうち、
日本が採った方法は、主に①と③でした。
①の直接ロビーイングは、
IOC=国際オリンピック委員会のメンバーに対して、
そして、
③のクロス・ロビーイングは、
2024年夏季オリンピックのパリ開催を目指すフランスと日本が手を組み、
今回、日本にとってライバルだったスペイン・マドリードを
落選へ導いたとされるもの。
山田先生が仰るように、
以前の良からぬイメージは払拭されつつあるロビー活動ですが、
ロビー活動を行う主体にとって利益を確保・増殖するということは、
一方で必ず、
戦いに敗れ、損失を被る他者が存在します。
2020年の東京オリンピック開催決定後、
日本がスペインに対し、
経済協力を強化する意向を示していることからも推察されるように、
何かを勝ち取る場合、
同時に、損失の補填も実践することで、経済を循環させ、
関係各国を
一定の ' Win-Win ' を実感できる結果へと
発展的に牽引することが、
重要になると思うのです。
次世代のロビー活動には、
普遍的な ' 平和 ' が伴うことを、強く願います。
石川真紀
【 ON AIR MUSIC 】
YMCA / Village People
番組日記 | 2013年10月13日 08:00
林家正蔵 プロフィール
本名<海老名泰孝・えびなやすたか>
1962年12月東京根岸生まれ。
1978年4月
高校入学と同時に林家こぶ平として落語協会に所属。
1981年5月
二ッ目昇進。
1987年5月13日
真打試験合格。最年少で13人抜き昇進。
1989年3月18日
浅草芸能大賞 新人賞受賞。
1990年6月
国立花形演芸大賞古典落語金賞受賞。
2005年3月21日
九代 林家正蔵 襲名。
2005年9月
城西国際大学人文学部客員教授就任。
2005年12月
浅草芸能大賞 奨励賞 受賞。
【映画声優出演】
「うしろの正面だあれ」
「平成狸合戦ぽんぽこ」など
【TVドラマ出演】
TVドラマ「天うらら」・「お美也」など
その他、TV番組司会などメディアに多数出演
【著書】
角川書店「お江戸週末散歩」
集英社「落語いってみよう、やってみよう」
岩崎書店「林家正蔵と読む落語の人びと、落語のくらし」など、他多数。
林家正蔵オフィシャルサイト「蔵の塩梅」 http://www.sanpeido.com/shozo/
石川 真紀(いしかわ まき)
文化放送アナウンサー
4月16日生まれ、秋田県出身。早稲田大学卒業、A型。
プロフィールページ http://www.joqr.co.jp/announcer/ishikawa.html
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