10月11日(日)後悔しない為に
今週は、
城西国際大学 看護学部 准教授、
高柳千賀子(たかやなぎ・ちかこ)先生の授業でした。
初回の今日は、
老年看護学がご専門の先生に、
看取りのケアの大切さについて、解説していただきました。
家族であっても、医療スタッフなど家族以外の人であっても、
お年寄りを一番元気にする方法は、
1人1人の声に耳を傾け、とことん向き合うこと。
これは、病院での傷病者看護とも共通するのだそうです。
そして、先生が特に強調していらしたのが、
患者さん自身が、例えば、寝たきりや昏睡の状態に陥り、
話ができなくなった時でも、
体に触れたり ( タッチング )、耳元で話しかけたりして、
ぬくもりや音を届けてほしいということ。
病院や施設は、
入院している人の家族としてではなく、友人・知人として行く際など、
敷居が高く感じられるものですが、
学生さんたちへの指導の中でも、
看護する側から入院者本人の周囲の人たちへ、
遠慮しないように、近くで接してあげられるように、
勧めるよう、伝えているのだそうです。
入院者本人が、周囲の人たちと心地良く過ごせる為にも、
看護の中で、
清潔のケア、安全・安楽 ( 体のポジショニングなど ) が
行われているといった意味合いもあるとのことでした。
生活する場所が変わったり、
今まで出来たことが出来なくなったりすると、
その変化を受け入れるまでに、
人それぞれ、ある程度の時間を要するもの。
受け入れると、今度はそこから、
置かれた環境での次の生活が始まります。
正蔵師匠も仰っていましたように、
「そうしなかった時に、自分に後悔が残る」―。
1人1人が変化を受け入れ、前向きな生活を立て直すのは、
周囲の人も、本人も、同じ葛藤の中での歩みなのかも知れません。
石川真紀
番組日記 | 2015年10月11日 08:00
林家正蔵 プロフィール
本名<海老名泰孝・えびなやすたか>
1962年12月東京根岸生まれ。
1978年4月
高校入学と同時に林家こぶ平として落語協会に所属。
1981年5月
二ッ目昇進。
1987年5月13日
真打試験合格。最年少で13人抜き昇進。
1989年3月18日
浅草芸能大賞 新人賞受賞。
1990年6月
国立花形演芸大賞古典落語金賞受賞。
2005年3月21日
九代 林家正蔵 襲名。
2005年9月
城西国際大学人文学部客員教授就任。
2005年12月
浅草芸能大賞 奨励賞 受賞。
【映画声優出演】
「うしろの正面だあれ」
「平成狸合戦ぽんぽこ」など
【TVドラマ出演】
TVドラマ「天うらら」・「お美也」など
その他、TV番組司会などメディアに多数出演
【著書】
角川書店「お江戸週末散歩」
集英社「落語いってみよう、やってみよう」
岩崎書店「林家正蔵と読む落語の人びと、落語のくらし」など、他多数。
林家正蔵オフィシャルサイト「蔵の塩梅」 http://www.sanpeido.com/shozo/
石川 真紀(いしかわ まき)
文化放送アナウンサー
4月16日生まれ、秋田県出身。早稲田大学卒業、A型。
プロフィールページ http://www.joqr.co.jp/announcer/ishikawa.html
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