3月25日(日)イノベーションの糸口
本日の放送でお知らせしましたとおり、
当番組は、
来週4月1日の放送をもちまして終了することとなり、
今週は、
番組13年半の軌跡を振り返ってお届けしました。
「サンデーユニバーシティ」は、2004年10月にスタート。
当初から2011年3月までは、野中直子アナウンサーが、
2011年4月以降は、私、石川が、
お伴させていただきました。
これまで、延べ250人以上の先生方に教えていただき、
正蔵師匠も私も、お聞きの皆さんや学生さんたちと一緒に、
多くを学ばせていただきました。
師匠も仰っていましたように、
教える側、教わる側、分け隔てなく、
お互いを尊重し、リスペクトし合いながら向上する関係性は、
これからの時代、
様々な場面で重視されるはず。
労使関係、性差、差別、政治、経済、格差、国際、言語、文化、地域、家族...
社会を構成するあらゆる問題が、噴出しては渦巻く現代にあって、
私たちに求められている、
' 共に切り拓く為の糸口 ' が、
毎回、必ず見つかる ―
「サンデーユニバーシティ」は、そんな番組でした。
来週の最終回でも、
正蔵師匠と私で、これまでを振り返ります。
石川真紀
【 ON AIR MUSIC 】
That's What Friends Are For ( 愛のハーモニー )
/ Dionne Warwick & Friends
番組日記 | 2018年3月25日 08:00
3/25.4/1(日)の番組は・・・
| 2018年3月22日 09:37
3月18日(日)1つだけでなく、1つしかないもの
今週は、
城西大学 入試・広報センター部長、
鈴木 文雄(すずき・ふみお)さんの授業でした。
番組の大黒柱として多大なるご尽力をいただいております
鈴木部長に、
今回、ゲストとして、じっくりお話を伺いました。
城西高校から城西大学へ進学され、
経済学部の第3期ご卒業生でいらっしゃる鈴木部長は、
同郷である千葉県鴨川市ご出身の創立者・水田三喜男氏とも
ご縁がおありだったとのこと。
城西大学のキャンパスは、
今でこそ学部が増え、様々な建物やホール、設備も増設されましたが、
創立当初は、およそ5万坪の広大な土地に、
経済学部棟、理学部棟、男子寮、食堂といった規模の施設でスタート。
鈴木部長ご自身、
卒業後、大学職員として長きにわたり従事されてきた学生募集の広報活動について
振り返ってくださいました。
鈴木部長曰く、大学としての知名度が足りなかった頃、
お約束を取り付けて高校を訪問したとしても、
話を聞いてもらえないどころか、
先方の教諭から、資料、そこに置いておいてください、と
冷たくあしらわれたことも少なくなかったそう。
こうした逆境を突破できたのは、
ご友人からの一言が励みになったからだと、仰います。
その一言とは・・・
「 人の行く裏に道あり 花の山」。
証券業界を中心に言い伝えられる格言で、
他人とは違うことをすると、うまくいく場合が多いと、説いています。
創立当初、
ある学科の第1期に、定員80人に対して1人しか卒業生がいなかった時代を経て、
今では、全国におよそ770名の卒業生社長を輩出し、
8万人を超えるOB会を運営するまでに成長した城西大学。
鈴木部長が取り組んでこられた広報活動が、1つ1つ実を結び、
国際人教育や地域貢献といった特色が培われ、
それぞれの花を咲かせていることでしょう。
世に言うビジネスモデルに、
そっくりそのまま真似して成功できるような単純なものはなく、
試行錯誤と挫折を繰り返しながら、
自分なりに切り開いていくことでしか、
成し得ない。
それはきっと、
何をもって成功とするかも、
その成功に繋がる道も、1つではないから。
成功も挫折の両方が刻まれることで初めて、
人の軌跡と呼べるのだと、
鈴木部長のお話を伺って実感しております。
石川真紀
【 ON AIR MUSIC 】
Love Letter / Nat King Cole
番組日記 | 2018年3月18日 08:00
3/18(日)のゲストは・・・
3月11日(日)カイシャニンゲン'リスペクト'誕生!?
今週も、
城西短期大学 教授、
蓼沼 康子(たでぬま・やすこ)先生の授業。
今回の授業を終えて、
まずもって
蓼沼先生と正蔵師匠にお礼を申し上げたいことがあります。
それは、
年齢、性別を問わず、自由闊達なお話の場にしてくださったこと。
結局のところ、
世の中を変えるのは大規模かつ劇的な転換によるものではなく、
こうした前向きな意思疎通を、
身近な人同士、日々、積み重ね、
お互いが、問題だと思っていること、よいと思うことを共有して行くことで、
少しずつよくなっていると感じることが、程よい気がしています。
職場での労使関係、お仕事の仕方が改善するまでには、
まだまだ時間がかかりそうですが、
友人同士や地域での人間関係、家庭での家事・育児は、
相手をいかに理解しようとするか、
今まさに取り組んでいる課題や問題点を把握し合い、
大それたことは出来なくても、一人ぼっちにはしない。
そうした繋がりが、
お互いを思い合う敬意を築き上げるのだと思います。
会社人間から、膾炙人間へ。
働き方、ワークライフバランスと同時に、
性差、LGBT、国籍、人種、言語、文化、格差、あらゆるハラスメント...
様々な問題に立ち向かい、
ありのままで、生きやすい世の中を実現しようという動きが
同時に起きている現代。
この社会が、少なくとも後退だけはしないはずという実感が、
じわじわと沸いてきています。
石川真紀
番組日記 | 2018年3月11日 08:00
3月4日(日)働き方、考え方、生き方を思う
今週は、
城西短期大学 教授、
蓼沼 康子(たでぬま・やすこ)先生の授業でした。
現代日本が抱える最大かつ改善困難な問題の1つ、
働き方改革。
この番組では、蓼沼先生がお見えになるごと、
鼎談形式でお話を重ねているものの、
前回、先生とお会いしてからこれまで、
社会全体が一進一退を繰り返し、
さほど変わった実感がないというのが率直なところ。
さはさりながら、
多様性の存在を知り、受け入れようという流れにはなっていたり、
様々な暴力・嫌がらせにNOを突きつけ、法令順守の価値観が浸透してきたり...
世の中、この調子で良くなったらいいな~という事象も多く、
僅かながらも前進しつつあると感じています。
今回、蓼沼先生から提示されたテーマが、
考え方を大きく変える必要がある、というもの。
導入から1年が経過したプレミアムフライデーを例にとってみても、
役所からの号令だけで労働環境が劇的に改善するなら、
誰も苦労はしない、という現実が露呈しました。
正蔵師匠からも、
求人倍率が改善しているのも、
倒産率が下がっているのも大企業のみ、という指摘がありましたとおり、
日本社会が、格差を広げやすい構造から脱しないかぎり、
中小零細企業の現状が、経済界で重視されることも、
まして改善されることも難しい。
閉塞感の極みが、トリクルダウンという理論です。
政治なんて、誰がやっても同じ、
1人の声なんて小さい、
日々の暮らしで精いっぱい-
だからこそ、
そうした思いを心の根っこに持ち、
問題点と善後策を言い続け、
選挙で意思表示すること。
何かを変えるには、
今の不満、不安、怒りを諦めずに、
時が来るまで静かに持ち続けることから始まると思っています。
為政者、経営者の至上命題でありながら、
働かせ方改革ではなく、働き方改革と表現し続けている以上、
主人公は、私たちなんですよね。
石川真紀
番組日記 | 2018年3月 4日 08:00
林家正蔵 プロフィール
本名<海老名泰孝・えびなやすたか>
1962年12月東京根岸生まれ。
1978年4月
高校入学と同時に林家こぶ平として落語協会に所属。
1981年5月
二ッ目昇進。
1987年5月13日
真打試験合格。最年少で13人抜き昇進。
1989年3月18日
浅草芸能大賞 新人賞受賞。
1990年6月
国立花形演芸大賞古典落語金賞受賞。
2005年3月21日
九代 林家正蔵 襲名。
2005年9月
城西国際大学人文学部客員教授就任。
2005年12月
浅草芸能大賞 奨励賞 受賞。
【映画声優出演】
「うしろの正面だあれ」
「平成狸合戦ぽんぽこ」など
【TVドラマ出演】
TVドラマ「天うらら」・「お美也」など
その他、TV番組司会などメディアに多数出演
【著書】
角川書店「お江戸週末散歩」
集英社「落語いってみよう、やってみよう」
岩崎書店「林家正蔵と読む落語の人びと、落語のくらし」など、他多数。
林家正蔵オフィシャルサイト「蔵の塩梅」 http://www.sanpeido.com/shozo/
石川 真紀(いしかわ まき)
文化放送アナウンサー
4月16日生まれ、秋田県出身。早稲田大学卒業、A型。
プロフィールページ http://www.joqr.co.jp/announcer/ishikawa.html
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