2/4・11(日)ゲストの先生は・・・
1月28日(日)学びは、幸せの為に
今週も、
城西大学 学長、
白幡 晶(しらはた・あきら)先生の授業。
今回は、
白幡学長が折に触れて学生さんたちに語っていらっしゃる
Harvard Grant Studyについて。
1938年頃にスタートした研究で、
人間の幸せを決める重要な要素は何かという究極の問いに、
75年以上の年月をかけて挑んでいるのだそうです。
研究の結果、
地位や名誉よりも、
周りの人たちとコミュニケーションをもって、よい関係を築き、
ある程度、経済的に恵まれていることが、
人の幸せ、人類の繁栄に最も強く影響するという答えを
導き出しているといいます。
ひるがえって、
人はなぜ学ぶのかを考える時、
自分の仕事を楽しみ、よい人生を送る為に、という考えに
行きつきます。
城西大学の建学の精神である、「学問による人間形成」。
想定外の事象に遭遇した時に、人は一生懸命考え、
乗り越えて成長を重ねると、白幡学長も仰るように、
学ぶことは、つまり、試行錯誤を繰り返しながら、
自らの血肉を身につけていくことなのだろうと思っています。
社会人になって20年以上を経た今、振り返って感じるのは、
正直なところ、
学校教育の全てが、
何がしかの役に立っているとは必ずしも思えない、ということ。
ただ、
自分に合った暗記方法を編み出したり、
単元や項目の要点や重要度を考えたり、といった、
1つ1つの過程は、意外と無駄ではなかった気がしています。
またとない学生時代、
お金や時間では代えがたい、あなただけの経験が得られますように。
石川真紀
【 ON AIR MUSIC 】
Flashdance... What a Feeling / Irene Cara
番組日記 | 2018年1月28日 08:00
1月21日(日)こっそり、寄り道
今週は、
城西大学 学長、
白幡 晶(しらはた・あきら)先生の授業でした。
「失われた20年」と言われるほど、
学生さんたちをめぐる環境や論評が一変した時代。
白幡学長曰く、
以前は、知識や経験を提供する場だった大学が、
現在は、その使い方、役立て方を指南する場へと変貌したとのこと。
小中高の教育現場では学習要領や運営が時間に追われ、
就職先である企業には若い人材を教育する余裕がなくなって久しく、
即戦力と社会人基礎力を大学に期待する傾向が強くなっていることを
実感していらっしゃるそうです。
詰め込むこと、ひたすら暗記することが目的化した勉強は、
きっと面白くないばかりか、
自分の為になるという自覚が芽生えるものには成り得ず、
決まったレールの上を進んでさえいれば、
叱られることも咎められることもない代わりに、
失敗したり不測の事態が起きた時の耐性や対処の仕方を身につける機会は
少ないでしょう。
遊んだり冒険したりしながら、
時に傷つき、挫け、涙しながら体得した経験は、
自分だけの宝であり、
同時に、社会という一定の枠組みの中で生きる術が判断できる-
巷で言われるコミュニケーション力や、人間力とは、
受動と能動を並行して味わうことで、
それらしいモノが備わってくるような気がしています。
将来の進路を決める学生さんたちにとっても、
大学進学を目指す受験生の皆さんにとっても、
今は、大事な時期。
もしかしたら、自由になる時間は限りなくゼロに近いかも知れませんが、
親御さんやご家族に心配をかけない範囲で、
こっそり' 寄り道 'しても、よいのでは・・・
そのわずかな5分、10分が、
あなたの心を、この先ずっと、豊かにしてくれるはずです。
石川真紀
【 ON AIR MUSIC 】
星に願いを ~ When You Wish upon a Star ~ / Louis Armstrong
番組日記 | 2018年1月21日 08:00
1/21・28(日)ゲストの先生は・・・
1月14日(日)社会の成長のために
今週も、
城西国際大学 国際人文学部 招聘教授、
アンドリュー・ホルバート先生の授業。
日本で、外国語教育を楽しく習慣化するには、
その言語を母国語とする人と、
一緒に遊んだり、体験したりすることが重要と仰る
ホルバート先生。
加えて、
英語に一極集中させず、第二外国語の習得も進めてほしいと
指摘しています。
先生ご自身の体験から、
二極間の比較だけでなく、
世界には多様な文化や考え方があると知る方が、
刺激的だと思えるし、
比較対象は多い方が良いとのこと。
そして、
学生さんが、留学やホームステイを希望する時、
親御さんをどう説得するか、ということについては、
やはり、ホルバート先生ご自身とお母さまの体験から、
「好きこそ、ものの上手なれ。
上手になったら、
世の中の誰かが、雇用したり、出資したりしてくれるもの」と、
助言されていると話してくださいました。
人が、教育を受け、自ら学び、
挫折を経験したり、様々な困難を乗り越えたりしながら、
成長し続ける存在であるかぎり、
到達点は1つではなく、
森羅万象、無関係な存在はありません。
1人1人が視野を広げ、
学問が横断的、学際的に進化し、
世界が多様化の道を進むことで、
理想的な社会が実現できるはず -
2018年が、
そんな未来への確かな通過点でありますように。
石川真紀
【 ON AIR MUSIC 】
Get Back / The Beatles
番組日記 | 2018年1月14日 08:00
1月7日(日)未来へ続く道々
2018年、
本年も、どうぞよろしくお願い致します。
新年最初の放送は、
城西国際大学 国際人文学部 招聘教授、
アンドリュー・ホルバート先生の授業でした。
ハンガリーご出身で、多彩なご経歴を持つホルバート先生に、
グローバル化を見据えた世界標準というテーマのもと、
外国語教育の現状と未来について、
お話しいただきました。
長年、先生ご自身が関心を抱いていらっしゃるのが、
外国語教育と、教育の国際交流。
受験や試験の為ではなく、
楽しい体験を重ねながら適応能力を発揮する教育の重要性を
実感していらっしゃるとのことです。
優秀な学生さんたちが、生まれ持っての資質を活かし、
言語能力を含めた能力を一層、発揮するには、
留学と国際交流の機会を持つことが何より大切。
中でも、
ホストファミリーと暮らしながら会得する言語能力は、
とても貴重だと、先生は仰います。
学校は、良い成績を修めるだけでなく、
失敗する為にあり、
遊びながら学ぶことの意義を、
多くの人が体感するようになれば、
日本での外国語教育も、
This is a pen.をただ繰り返したり、
文字や文法からスタートするより、
音声を主流とする傾向に育っていくのでは、と、
希望が持てる長期的展望を語ってくださいました。
少なくとも、
言葉も、学習の仕方も、進む道も1つではないことを知りながら
子ども時代を過ごすようになれば、
衝突や差別のない、多様性が当たり前の社会に、
一歩近づくことが出来るはずです。
石川真紀
【 ON AIR MUSIC 】
Born To Be Wild( ワイルドでいこう ) / Steppenwolf
番組日記 | 2018年1月 7日 08:00
林家正蔵 プロフィール
本名<海老名泰孝・えびなやすたか>
1962年12月東京根岸生まれ。
1978年4月
高校入学と同時に林家こぶ平として落語協会に所属。
1981年5月
二ッ目昇進。
1987年5月13日
真打試験合格。最年少で13人抜き昇進。
1989年3月18日
浅草芸能大賞 新人賞受賞。
1990年6月
国立花形演芸大賞古典落語金賞受賞。
2005年3月21日
九代 林家正蔵 襲名。
2005年9月
城西国際大学人文学部客員教授就任。
2005年12月
浅草芸能大賞 奨励賞 受賞。
【映画声優出演】
「うしろの正面だあれ」
「平成狸合戦ぽんぽこ」など
【TVドラマ出演】
TVドラマ「天うらら」・「お美也」など
その他、TV番組司会などメディアに多数出演
【著書】
角川書店「お江戸週末散歩」
集英社「落語いってみよう、やってみよう」
岩崎書店「林家正蔵と読む落語の人びと、落語のくらし」など、他多数。
林家正蔵オフィシャルサイト「蔵の塩梅」 http://www.sanpeido.com/shozo/
石川 真紀(いしかわ まき)
文化放送アナウンサー
4月16日生まれ、秋田県出身。早稲田大学卒業、A型。
プロフィールページ http://www.joqr.co.jp/announcer/ishikawa.html
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