2/1・8(日)ゲストの先生は・・・
1月25日(日)知りたい&知ってほしい。
今週も、
城西国際大学 経営情報学部 学部長、
七井誠一郎(なない・せいいちろう)先生の授業。
今回は、
城西国際大学で実施されている
アメリカ・カリフォルニア州立大学ロングビーチ校への
留学制度に関するお話の続きと、
七井先生が以前、手がけていらした
企業が社員を海外派遣する前に行う研修の
ノウハウと効果について、
お話しいただきました。
コミュニケーション能力の不足が指摘される中、
日本の若い方々が、
世界に通用する能力を身に着けるには、
どうしたら良いのか ― 。
先生のお話には、
そのヒントとなる材料が多く含まれていました。
例えば、英語。
発音や文法が拙かったとしても、
まずは、必要なこと、言いたいことを
表現しようと努力すること。
その際、表情やジェスチャーは、
語学や専門知識よりも役立つ場合があるようで、
実際に、そうした経験をした教え子の方々が、
七井先生に謝意をお示しになることも少なくないそうです。
人と人とが意思疎通を図る上で、
語学、英語は、あくまでも道具の1つに過ぎないと捉え、
心の交流が礎になることを、
もう一度よく認識しておきたいと思います。
大切なのは、
' あなたのこと、あなたたちのことを、もっと知りたい '
' 私のこと、私たちのことも、知ってほしい '
' お互いの生き方を尊重し、
同じ時代を生きる者同士、共有していきましょう '
という、シンプルにして、最も貴ばれるべき思い。
それぞれの、違い、特徴、希望を受け止めながら、
少しでも、
より良い世界にしていきたいものです。
石川真紀
【 ON AIR MUSIC 】
Beautiful Sunday / Daniel Boone
番組日記 | 2015年1月25日 08:00
1月18日(日)グローバルな人材、とは
今週は、
城西国際大学 経営情報学部 学部長、
七井誠一郎(なない・せいいちろう)先生の授業でした。
先生のご専門である国際経営論の中から、
まずは、グローバル化の考え方について、
解説していただきました。
地球規模の世界観を養い、
様々な国・地域の中での日本の在り方を
総合的に見極める能力が求められる
グローバリゼーション。
学生さんたちに海外での経験を積んでもらう為の経済的な補助が
国から教育機関へなされている反面、
留学や旅などに積極的な若年層が少ないというのが
現状なのだそうです。
七井先生が学部長をお務めの城西国際大学では、
昨年、留学プログラムを利用し、
およそ40名の学生さんたちを
アメリカ・カリフォルニア州立大学ロングビーチ校で、
2カ月間過ごさせたとのこと。
始めのうちは、会話が流暢でなかった学生さんも、
バスケットボールの試合などを通じて現地の学生さんと交流を重ねることで
次第に意思疎通が出来るようになり、
日本へ帰国した頃には、
先生がご覧になって、
一回りも二回りも成長している学生さんたちが多かったそうです。
きっと、
きっかけさえあれば、
可能性を広げることが出来るのが人間であり、
新しいことを始めるのに年齢は関係ないとは言え、
そうした経験が出来るのであれば、
年長者としては、
10代~20代のうちに、させてあげたい気もします。
純粋な人生経験としての海外体験や学業と実業とでは、
異質な面もありますが、
まずは、
ふるさと、母国を離れて、初めての場所に身を置き、
世界には、
多様な暮らし、
多様な考え方が存在するという現実を見聞きすることで、
お互いを尊重し合う礎が、柔らかな心に築かれるはずです。
石川真紀
番組日記 | 2015年1月18日 08:00
1/18・25(日)ゲストの先生は・・・
1月11日(日)伝統とモダニティ
今週も、
城西大学 現代政策学部 准教授、
ベルタラニチュ・ボシティアン先生の授業でした。
母国、スロベニアの隣国、イタリアのテレビで放映されていた
日本のアニメーションをご覧になったことがきっかけで、
日本の文化に興味をお持ちになったと仰るベル先生。
「 伝統とモダニティ ( 近代性・現代性 ) の共存 」にこそ、
日本の魅力があり、
ベル先生は、そんな日本に憧れ、
好奇心を抱いたと振り返ります。
日本で暮らすようになってからは、
少なからず、驚いたり理解に苦しむことも。
例えば...
本音と建て前、以心伝心といった
日本人特有の処世術。
日々、挨拶を交わしたり、友人関係を築く上で、
私たちが想像する以上の困難を乗り越え、
日本で暮らしていらっしゃることに、
ただただ感謝、です。
そして、
ご専門である国際関係論・ヨーロッパの政治についても、
今のお考えを伺いました。
1991年、
スロベニアがユーゴスラビアから独立した当初は、
経済が安定に向かい、
産業や貿易の発展をはかることが出来たそうですが、
一方、
達成すべき目標に続々と到達したことで、
国家としての目標を逆に見失っている点が、
近年、問題となっているとのこと。
先進にならい、一定の成長を遂げてからは、
国家としてどのような在り方を目指すのか、
明確なヴィジョンのもと、
実効性のあるアイディアを出し合い、
主体的に選び、決めていくことが重要で、
こうした問題は、
今の日本にも当てはまる面が多くあります。
伝統を受け継ぎつつ、変革を進める過程においては、
獲得・向上することもある反面、
失うことも出てきてしまうのが現実。
そこに住まう人同士、お互いの繋がりを大切にしながら、
より良い未来へ歩む方法を、
何代かかったとしても実現していくことを願います。
石川真紀
【 ON AIR MUSIC 】
Only Yesterday / Carpenters
番組日記 | 2015年1月11日 08:00
1月4日(日)人に、国に、歴史あり
新年、おめでとうございます。
2015年も、当番組を、
どうぞ宜しくお願い致します。
今年最初の授業は、
城西大学 現代政策学部 准教授、
ベルタラニチュ・ボシティアン先生。
愛称が ' ベルさん ' とのことで、
私たちもベル先生と呼ばせていただいております。
現在、38歳で、
2014年9月から、城西大学で教鞭をとっていらっしゃいます。
今回、まずは、
ベル先生の母国、スロベニアについて、
基本情報を教えていただきました。
西はイタリア、北はオーストリア、
北東はハンガリー、
そして南はボスニア・ヘルツェゴビナに隣接する
中央アジアの国、スロベニア。
母国を一言で表現すると、
ベル先生曰く、
「緑に恵まれているポケット国」とのこと。
交通手段によっては、およそ2時間程度で通過することも可能なほど、
コンパクトな国土でありながら多様性に富み、
風景や料理、ワインの種類など、
様々な文化が堪能できる
特徴的なお国柄なのだそうです。
祭事や季節の変わり目には決まって、
家族でお母さまの手料理を囲むと語る
ベル先生の柔和な表情を拝見しながら、
家族の絆、慣れ親しんだ味、郷土愛というものは
万国共通かつ普遍的なものだということを再認識しておりました。
初めて訪れる国でも、どこか懐かしさを感じるのは、
そこに暮らす人々が代々、大事に大事に受け継いでこられた
真心の産物なのでしょう。
今年は、どんな場所で、どんな出会いが待っているのか-。
日々の奇跡に感謝しながら、
心が通う瞬間を積み重ねていけるといいですね。
石川真紀
【 ON AIR MUSIC 】
New Kid in Town / Eagles
番組日記 | 2015年1月 4日 08:00
林家正蔵 プロフィール
本名<海老名泰孝・えびなやすたか>
1962年12月東京根岸生まれ。
1978年4月
高校入学と同時に林家こぶ平として落語協会に所属。
1981年5月
二ッ目昇進。
1987年5月13日
真打試験合格。最年少で13人抜き昇進。
1989年3月18日
浅草芸能大賞 新人賞受賞。
1990年6月
国立花形演芸大賞古典落語金賞受賞。
2005年3月21日
九代 林家正蔵 襲名。
2005年9月
城西国際大学人文学部客員教授就任。
2005年12月
浅草芸能大賞 奨励賞 受賞。
【映画声優出演】
「うしろの正面だあれ」
「平成狸合戦ぽんぽこ」など
【TVドラマ出演】
TVドラマ「天うらら」・「お美也」など
その他、TV番組司会などメディアに多数出演
【著書】
角川書店「お江戸週末散歩」
集英社「落語いってみよう、やってみよう」
岩崎書店「林家正蔵と読む落語の人びと、落語のくらし」など、他多数。
林家正蔵オフィシャルサイト「蔵の塩梅」 http://www.sanpeido.com/shozo/
石川 真紀(いしかわ まき)
文化放送アナウンサー
4月16日生まれ、秋田県出身。早稲田大学卒業、A型。
プロフィールページ http://www.joqr.co.jp/announcer/ishikawa.html
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