3/3・10(日)のゲストの先生は・・・
2月24日(日)スパイスの効能
今週も、
城西国際大学 薬学部 准教授、
田嶋 公人(たしま・きみひと)先生の授業。
古今東西、人々の食卓を彩ってきた数々のスパイス。
日本では、ワサビ、胡椒、一味、七味、山椒や、
ネギ、大根、生姜、茗荷、柚子に至るまで多様な刺激があり、
また、
インド料理やトルコ料理などに幅広く使われる、
ターメリック、クミン、コリアンダー、パプリカ、ローレル、シナモンなどを含め、
つまるところ、
のど越しから胃腸に届くまで、消化管全域で食べ物、飲み物を美味しく味わう為の、
理にかなった所以があるのだそうです。
味を見るのは舌だけだったとしても、
栄養摂取に繋がる食事は、
知らず知らずのうちに、胃腸を自ら活性化させながら行っていたのですね。
胃腸は、こうした日常の食生活を通じて鍛えられてもいますが、
不調や違和感を自覚したら、
見送らず医療機関を受診するなど、手当てをしましょう。
そして、
薬剤師資格もお持ちの田嶋先生が仰るように、
ドラッグストア等、ご自身でお薬を買い求める際には、
是非、
薬剤師さんに症状を具体的にお伝えして、
合うお薬を紹介してもらいましょう。
正蔵師匠は、よく、先輩諸氏から、
「緊張しない芸人はダメ。
緊張していないように見せて、実は、緊張と上手く付き合っていくもの」と、
言い聞かせられてきたそうです。
程よい緊張感やストレスは、
心身のコンディション維持に役立つと言われますが、
過度なストレスは禁物。
溜め込んだり我慢したりせずに、食を楽しむなど気分転換しながら、
ちょうど良い心持ちを保っていけるといいですね。
石川真紀
【 ON AIR MUSIC 】
HOLIDAY / Madonna
番組日記 | 2013年2月24日 08:00
2月17日(日)心身共に
今週は、
城西国際大学 薬学部 准教授、
田嶋 公人(たしま・きみひと)先生の授業でした。
「 先行きを考えると、頭が痛い 」
「 緊張すると、胃の腑がキリリと痛む 」 ―
' 心身共に ' という表現には、
医療や科学技術が今のように発展する以前から
先達が本能的に会得してきたはずの実感が込められているのかも。
田嶋先生の研究テーマである
トウガラシやワサビといった ' スパイス ' たちは、
刺激物ゆえ、摂りすぎが禁物なのは大前提として、
心の在り様によって、その働きが減退しがちな ' カラダ ' を、
程よく活性化させる手助けをしてくれるそうです。
大根、ネギ、ショウガ、ミョウガ、ユズなど、
様々な薬味には、
それぞれ ' 薬 ' のように滋養を与えてくれる
大きな存在意義があるということを、
これからは、
食事の都度、きちんと意識しながら味わいたいものです。
先生のお話の中には、
もう1つ、重要なメッセージが。
「 一般的に、
胃は、かなりのストレスに耐えうるように出来ています。
その胃が痛くなったり、傷ついたりするのは、
余程のことだということです。」
かけがえのない自分のカラダを大切にする為に、
暴飲暴食は、まずもって言語道断、
自覚症状がない平常時から、
内なる声に耳を傾けて、
自愛と整調を心がけましょう。
石川真紀
【 ON AIR MUSIC 】
TO BE WITH YOU / Mr.Big
番組日記 | 2013年2月17日 08:00
2/17・24(日)のゲストの先生は・・・
2月10日(日)普遍のメッセージ
今週も、
城西短期大学 ビジネス総合学科 客員教授、
長谷川 啓(はせがわ・けい)先生の授業。
前回に引き続き、小説家・佐多稲子の足跡を辿りました。
今回は、主に、戦中~戦後の作品に着目。
「生きた兵器」
「私の東京地図」などの作品に描かれた、
銃後の戦いと、戦争責任を自問する様について、
長谷川先生に解説していただきました。
多くの人々に読まれ、発行部数を伸ばすことは、
おそらく、作家の大きな目標であり、
成功の指標でもあるのでしょう。
一方で、
戦時中にあって、
戦意高揚に協力せざるを得ない状況を経験した
売れっ子作家として佐多稲子は、
兵士たちを前に、どんな言葉を選び、自らの声で語ったのでしょう。
人は、1つ1つの言動を成す時、
自分が納得できる何かを信じて、そうしているような気がします。
自分の信条とは違ったり、
条件が異なれば別の答えを出していたはず、と思うような事態でも、
先達の言葉に光を見出したり、
あるいは、家族や伴侶など、身近な人物の助言を得たりして、
その時に最善と思える決断を積み重ねているのではないでしょうか。
大なり小なり、悩み事は、少ない方が断然、気楽なはずですが、
あれこれ思い悩んで生きる人には、
同じように日々を送る味方が居てくれるもの。
そして、そうした悩みの種が、同じ時代にかぎらず、
時空を超えて共通する普遍的なテーマでもあることを、
私たちは、古書、書物から知り、
糧にしながら、
命を繋いでいくのかもしれません。
石川真紀
【 ON AIR MUSIC 】
New Song / Howard Jones
番組日記 | 2013年2月10日 08:00
2月3日(日)筆の力
今週は、
城西短期大学 ビジネス総合学科 客員教授、
長谷川 啓(はせがわ・けい)先生の授業でした。
今回取り上げていただいたのは、
明治から平成まで、
激動の日本を生き抜いたプロレタリア文学の女流作家、
佐多稲子。
「キャラメル工場から」
「くれなゐ」
「素足の娘」
「女の宿」
「樹影」
「時に佇つ」
「夏の栞」など、代表作を挙げながら、
佐多稲子という人物の切なる思いを解説していただきました。
公私共に、困難な時代を駆け抜けた1人の女性の足跡。
当時の彼女が訴えた世直しへの思いが、
時を超えてなお受け継がれ、
未だ道半ばという現状を、
筆者本人は、どのような思いで天から眺め、
また、後の世に、どのようなメッセージを遺したかったのでしょう。
後世に語り継がれる文学という形式、
そして、
筆の持つ計り知れない力に、
学ぶことは尽きません。
石川真紀
【 ON AIR MUSIC 】
Layla / Derek and the Dominos
番組日記 | 2013年2月 3日 08:00
林家正蔵 プロフィール
本名<海老名泰孝・えびなやすたか>
1962年12月東京根岸生まれ。
1978年4月
高校入学と同時に林家こぶ平として落語協会に所属。
1981年5月
二ッ目昇進。
1987年5月13日
真打試験合格。最年少で13人抜き昇進。
1989年3月18日
浅草芸能大賞 新人賞受賞。
1990年6月
国立花形演芸大賞古典落語金賞受賞。
2005年3月21日
九代 林家正蔵 襲名。
2005年9月
城西国際大学人文学部客員教授就任。
2005年12月
浅草芸能大賞 奨励賞 受賞。
【映画声優出演】
「うしろの正面だあれ」
「平成狸合戦ぽんぽこ」など
【TVドラマ出演】
TVドラマ「天うらら」・「お美也」など
その他、TV番組司会などメディアに多数出演
【著書】
角川書店「お江戸週末散歩」
集英社「落語いってみよう、やってみよう」
岩崎書店「林家正蔵と読む落語の人びと、落語のくらし」など、他多数。
林家正蔵オフィシャルサイト「蔵の塩梅」 http://www.sanpeido.com/shozo/
石川 真紀(いしかわ まき)
文化放送アナウンサー
4月16日生まれ、秋田県出身。早稲田大学卒業、A型。
プロフィールページ http://www.joqr.co.jp/announcer/ishikawa.html
- 2016年11月 (4)
- 2016年10月 (7)
- 2016年9月 (7)
- 2016年8月 (6)
- 2016年7月 (7)
- 2016年6月 (6)
- 2016年5月 (7)
- 2016年4月 (6)
- 2016年3月 (6)
- 2016年2月 (7)
- 2016年1月 (6)
- 2015年12月 (6)
- 2015年11月 (7)
- 2015年10月 (6)
- 2015年9月 (5)
- 2015年8月 (8)
- 2015年7月 (6)
- 2015年6月 (7)
- 2015年5月 (7)
- 2015年4月 (6)
- 2015年3月 (7)
- 2015年2月 (5)
- 2015年1月 (6)
- 2014年12月 (7)
- 2014年11月 (7)
- 2014年10月 (6)
- 2014年9月 (6)
- 2014年8月 (7)
- 2014年7月 (6)
- 2014年6月 (8)
- 2014年5月 (5)
- 2014年4月 (6)
- 2014年3月 (7)
- 2014年2月 (6)
- 2014年1月 (7)
- 2013年12月 (8)
- 2013年11月 (6)
- 2013年10月 (6)
- 2013年9月 (7)
- 2013年8月 (6)
- 2013年7月 (10)
- 2013年6月 (7)
- 2013年5月 (6)
- 2013年4月 (6)
- 2013年3月 (7)
- 2013年2月 (6)
- 2013年1月 (6)
- 2012年12月 (9)
- 2012年11月 (6)
- 2012年10月 (6)
- 2012年9月 (7)
- 2012年8月 (6)
- 2012年7月 (8)
- 2012年6月 (6)
- 2012年5月 (6)
- 2012年4月 (7)
- 2012年3月 (6)
- 2012年2月 (6)
- 2012年1月 (8)
- 2011年12月 (7)
- 2011年11月 (7)
- 2011年10月 (7)
- 2011年9月 (6)
- 2011年8月 (7)
- 2011年7月 (7)
- 2011年6月 (6)
- 2011年5月 (7)
- 2011年4月 (6)
- 2011年3月 (5)
- 2011年2月 (6)
- 2011年1月 (6)
- 2010年12月 (7)
- 2010年11月 (6)
- 2010年10月 (7)
- 2010年9月 (6)
- 2010年8月 (8)
- 2010年7月 (6)
- 2010年6月 (6)
- 2010年5月 (7)
- 2010年4月 (6)
- 2010年3月 (2)