9/2・9(日)のゲストの先生は・・・
城西大学 現代政策部
客員准教授 大薗 陽子(おおぞの ようこ)先生
先生のご専門は産業・組織心理学、人的資源管理。
心理学・・・と聞くと、何かを「探る」分野だと思いますが。
先生の研究のひとつに、「会社に勤めている人が気持ちよく・円滑に作業を進めて行くには何が必要か」という事があります。
今の、日本の働き方の中で出来る事は何か?
一緒に考えて見ましょう!
| 2012年8月27日 08:00
8月26日(日)豊かな心
今週も、
城西国際大学 福祉総合学部 准教授、
広瀬 美和(ひろせ・みわ)先生の授業。
先生が関心を持って研究していらっしゃる
類人猿とヒトの比較行動学について教えていただきました。。
双方の共通点が顕著に現われるのは、
仲直りしたい時に見せる表情と行動。
首をすくめ、顔をクシャッとさせる ' グリメイス ' と呼ばれる表情や、
仲直りしたい相手にモジモジしながら近づく ' モジモジ行動 ' は、
チンパンジーなどの類人猿とヒトに共通するもので、
幼少期、
周りのモデルを見ることで自然に学んでいくと考えられているそうです。
子どもを持つ親御さんや周囲の大人は、
特にお若い世代を中心に、
子どもの成長や子ども同士の人間関係にどう介入すればいいのか
迷うことも多いようですが、
「子どもは、実体験でないと理解できない、そういう時期」だと
広瀬先生は仰います。
子どもに負担をかけまいと、
みんなと同じペースで何かを出来るようにさせたり、
ケンカなどのネガティヴな経験を避けさせたりするのは逆効果。
いつ出来るようになるのか、どうしたら仲直り出来るのかは、
子どもが各々のペースで身体的経験を重ねることで
会得していくものなのだそうです。
大人にとっても子どもにとっても大切なのは、
何も特別なことではなく、
当たり前の日常。
心が壊れやすいことを理解し、
平穏無事が尊いことを知る時、
人間らしい豊かな心が育まれるのでしょう。
石川真紀
【 ON AIR MUSIC 】
Hello, Dolly ! / Louis Armstrong
番組日記 | 2012年8月26日 08:00
8月19日(日)ケンカして学ぶこと
今週は、
城西国際大学 福祉総合学部 准教授、
広瀬 美和(ひろせ・みわ)先生の授業でした。
どんな子どもだったか、
そして、
子ども時代にケンカをしたか否か ―
そういう事柄が、
コミュニケーションの取り方に、
後々、少なからず影響を与えると考えられているそうです。
広瀬先生曰く、
「ケンカをしてもらわないと困る」のが、
おおむね3歳~5歳頃までの間。
大人はよく、
子どもに「仲良くしなさい」と言い勝ちですが、
仲良くする為には、自分と他人が同じではないことを知る前提が必要で、
時に、物を取り合ったり衝突したりする経験を通じて、
仲直りすることを覚え、
' 心 'の存在を知っていくのだそうです。
自分自身に当てはめて考えてみると、
確かに、
他者に自分の思っていることは容易ではありません。
年齢を重ねるほど、その難しさを感じます。
相手に一生懸命伝えよう、
相手は笑っているけど、実は悲しいのかもしれない、といった機微は、
心が柔らかく、多感な時期にこそ得られるもので、
他方、
心が壊れやすいものであることを
身をもって知るのも、
未熟なうちに経験しておくことが出来て良かったと
大人になって初めて思うものです。
大切なのは、必要以上に介入することではなく、
察知すること。
周りの大人が分かってさえいれば、
子どもは成長する力を発揮できるのでしょう。
泣き虫でガキ大将で、
昆虫とプロレスが好きで、
ブドウとナメコにイヤな思い出があって・・・
正蔵師匠は、
少年時代から、老若男女問わず周囲の人たちの影響を受けてきたことで、
今も一層、愛される為の努力を惜しまず、
繊細で、謙虚で在り続けることが出来るのでしょう。
石川真紀
番組日記 | 2012年8月19日 08:00
8/19・26(日)のゲストの先生は・・・
城西国際大学 福祉総合学部
准教授 広瀬 美和(ひろせ みわ)先生
先生のご専門は、幼児教育を中心とした発達行動学や発達心理学で、幼児の社会的葛藤解決行動の発達を研究されています。
あなたは幼い頃どんなお子様でしたか?
沢山喧嘩をしましたか?
大人しい子供でしたか?
幼児期に必要なことはどんなことか先生のお話を伺って行きたいと思います
| 2012年8月14日 23:17
8月12日(日)世界の実験場
今週も、
城西大学 経済学部 教授、
庄司 啓一(しょうじ・けいいち)先生の授業。
前回のお話を受けて、
アメリカ合衆国が' 世界の実験場 'と呼ばれる理由と、
今まさに抱える問題点について、
総論していただきました。
庄司先生が学生さんたちに勧めていらっしゃる
「若い時には、外国に行きなさい。
そして、
自分と考えの違う人と出来るだけ多く友だちになりなさい。
日本という国、日本人が如何に、
パスポート、国家によって守られているかを感じてほしい。
訪れた先々に、グローバル化のヒントがあるはず」―
こうしたメッセージを伺っていますと、
学問もきっと、一代で成し得るものではなく、
先生から後進へとバトンが渡される
ゴールの見えないリレーのようなものであることを感じます。
庄司先生の思いを受け継いだ学生さんたちが、
やがて世の中をリードし、
今よりもっと
多様な国・地域、
色々な考えを持った人たちとの心の距離が近くなることを願います。
次の機会には、
刻々と移り変わる現状をさらに踏まえた上で
打開策も伺いたいと思います。
石川真紀
【 ON AIR MUSIC 】
Turn,Turn,Turn! ( To Everything There is a Season ) / The Byrds
番組日記 | 2012年8月12日 08:00
8月5日(日)強い国
今週は、
城西大学 経済学部 教授、
庄司 啓一(しょうじ・けいいち)先生の授業でした。
先生のご専門であるアメリカ経済と移民の歴史について、
要旨となる部分をお話しいただいた今回の授業。
広大な国土を保有し、強い国アメリカを体現してきた大国は、
自国の歴史を振り返る時、
どういった点を反省し、どういった点を称賛するのでしょうか。
人間を人間として扱わなかった過去、
改訂、変更を重ねた移民政策、
貧富の差、
人種差別・・・
人として後悔してもしきれない犠牲の上に
のちの繁栄が築かれたとすれば、
国民の生命と財産を守るという政治家の大義が
創世記から揺らいでいたと言わざるをえません。
人民を束ね、生産力を向上させた結果、
富が再分配されることはなく、
やがて、
世界的な軋轢、利権構造、格差社会へと繋がっていったとも思えます。
いかなる業種、分野においても、
あとから生まれた人には、
前人未到の余地が少ないように思えることが多いもの。
ですが、
時代とともに、そこに生きる人は入れ替わり、
新しい時を生み出しています。
誰も着手していないこと、
やり直せること、
心機一転できることが必ず存在すると信じて、
私たちは今を生きるだけ。
来週も、庄司先生のお話の続きを伺って、
より理解を深めてまいりましょう。
石川真紀
【 ON AIR MUSIC 】
The Dock of the Bay / Otis Redding
番組日記 | 2012年8月 5日 08:00
林家正蔵 プロフィール
本名<海老名泰孝・えびなやすたか>
1962年12月東京根岸生まれ。
1978年4月
高校入学と同時に林家こぶ平として落語協会に所属。
1981年5月
二ッ目昇進。
1987年5月13日
真打試験合格。最年少で13人抜き昇進。
1989年3月18日
浅草芸能大賞 新人賞受賞。
1990年6月
国立花形演芸大賞古典落語金賞受賞。
2005年3月21日
九代 林家正蔵 襲名。
2005年9月
城西国際大学人文学部客員教授就任。
2005年12月
浅草芸能大賞 奨励賞 受賞。
【映画声優出演】
「うしろの正面だあれ」
「平成狸合戦ぽんぽこ」など
【TVドラマ出演】
TVドラマ「天うらら」・「お美也」など
その他、TV番組司会などメディアに多数出演
【著書】
角川書店「お江戸週末散歩」
集英社「落語いってみよう、やってみよう」
岩崎書店「林家正蔵と読む落語の人びと、落語のくらし」など、他多数。
林家正蔵オフィシャルサイト「蔵の塩梅」 http://www.sanpeido.com/shozo/
石川 真紀(いしかわ まき)
文化放送アナウンサー
4月16日生まれ、秋田県出身。早稲田大学卒業、A型。
プロフィールページ http://www.joqr.co.jp/announcer/ishikawa.html
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