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誰か故郷を思わざる/霧島昇

2008/5/11

メッセージ&エピソード
亡き父へ

平成4年12月に77歳で他界した父は、親の事業の失敗で子供の頃に故郷を離れ、夜逃げ同然でこの地にやって来ました。ところが、貧しい暮らしの中で一家の大黒柱である父親が死去。母親も白内障を患って光を失い、父は小さな妹と母親を養うために、大工さんの見習いになり一家を支えました。そんな父はお酒が大好きで、酔うとこの歌を口ずさんでいました。私や子供らにやさしく、野球のグローブや当時珍しかった子供用自転車を買ってくれたりして、よく一緒に遊んでくれた父でした。そんな今は亡き父に何一つ親孝行出来ずにいた私から、父が幼い頃離れた故郷を想って好んで歌ったこの歌を贈ります。

宮城県宮城郡松島町 ラジオネーム「花粉症のイノシシ」さん
この曲について
「誰か故郷を思わざる」(1940年リリース)
作詞/西條八十、作曲/古賀政男
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