8月26日 祝! 生誕101年 ナット・キング・コールのご機嫌なラテンを聞け!
今週のゲストは、萩原健太さん。
「相変わらず暑いんで、こんな時こそナット・キング・コールの
スムーズなラテン・サウンドを...」
ということで、1958年の「コール・エスパニョール」、59年の「ア・ミス・アミーゴス」そして62年の「モア・コール・エスパニョール」、キング・コールが遺した3枚のラテン・アルバムから極上のナンバーをセレクトしていただきました!
*プレイリスト*
1)テ・キエロ・ディヒステ Te Quiero,Dijiste
*「コール・エスパニョール」収録。
流麗な、という形容詞がぴったりくるストリングスが流れてくると、
邦丸さんも健太さんも身もだえ! 「いいですね~」「いいでしょう~」
2)パーフィディア Perfidia
*「ア・ミス・アミーゴス」収録。
ヴェンチャーズでおなじみのナンバー。
「パーフィディア」って、不実とか裏切りって意味で、
もうあなたなんかに用はない! っていう歌なんですけど、
曲はどこまでも滑らかで...(健太さん)
3)ピエル・カネーラ Piel Canela
*「モア・コール・エスパニョール」収録。
ピエル・カネーラとは「シナモン色(小麦色)」の肌、の意味。
こんがり焼けたあなたの肌が愛しい、という、美白の時代には不適当な歌(笑)、
とのこと!
こういう歌、川崎駅前にあったプールで流れてたんだよ(邦丸さん)
4)ソラメンテ・ウナ・ヴェス Solamente Una Vez
*こちらも「モア・コール・エスパニョール」収録の大スタンダード。
「こういうストリングス文化みたいなもの、なくしたくないですよね!」
★オープニング・ナンバー
ミスター・メロディ/ナタリー・コール
娘さんが露払い、ということで(邦丸さん)
★☆★☆★本編は
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8月19日 ポール・マッカートニー 90年代の金字塔「フレイミング・パイ」の魅力に迫る
今週のゲストは、およそ1年ぶりのサエキけんぞうさん。
ポール・マッカートニー渾身の再発シリーズ「アーカイヴ・コレクション」の最新作、
1997年作品「フレイミング・パイ」にスポットを当ててお送りしました。
「アンソロジー・プロジェクトを経て、ビートルズと改めて向き合うことになったポールが作り上げた作品です」16年ぶりにチャート・インを果たしたヒット作でもあります。
サエキさんの詳細な解説が掲載された「レコード・コレクターズ」誌も現在好評発売中!
*プレイリスト*
1)ヤング・ボーイ(5曲目) Young Boy (track 5)
*スティーヴ・ミラーとの共演曲。
ポールは69年5月9日、残りの3人にアラン・クレインとの契約に
サインするよう求められたものの敢然と拒否。
「その時は裏切り者とか、いろいろ言われたんですけど、
もしあのときサインしてたら、僕らは今みたいに
ビートルズを聞くことはできなかった。
こんな風にビートルズや関連作品を楽しめるのは、ポールのおかげなんです」
そして、3人との対立が決定的になった夜、
たまたま同じスタジオでレコーディングしていたすてぃーヴ・ミラーとセッション、
ノリノリで録音したのが次の曲。
2)マイ・ダーク・アワー/スティーヴ・ミラー・バンド
My Dark Hour / The Steve Miller Band
*おなじみの「フライ・ライク・アン・イーグル」のリフも登場する
ご機嫌なナンバー!
3)リアリー・ラヴ・ユー(12曲目)Really Love You(track 12)
*リンゴとの初めての「共作曲」といっても「セッションなんですけどね」。
「こんなタイトなドラム、すげえ」(邦丸さん)
「そうなんです。ここにジョンのトリッキーなギターが入ったら、
そしてジョージのビートルズっぽいフレーズが入ったら...
まさに90年代のビートルズ! 新境地なんです。
そんなことを考えながら聞くと、この作品は本当に面白い」
4)ビューティフル・ナイト(13曲目) Beautiful Night(track 13)
「アルバムの13曲目になって、ようやくビートルズっぽい作品が登場します。
リンダがコーラスに入って、リンゴがドラムス、
そしてオーケストレーションはジョージ・マーティン!
ジョージと、亡くなったジョン以外は、みんないるんです」
★オープニング・ナンバー
アブラカダブラ/スティーヴ・ミラー・バンド
あとからスティーヴ・ミラーが登場するということで、邦丸さんがチョイス。
★☆★☆★本編は
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サエキけんぞうさん ライヴのおしらせ
1、二人パール兄弟ライブ「君となら平常心」
8月25日(火)下北沢Flowers Loft 18時00開場/19時開演
出演 二人パール兄弟(サエキけんぞう 窪田晴男)
前売り予約 \3000(D別)/ 当日\3500(D別)
予約 https://www.loft-prj.co.jp/schedule/reserve?event_id=150748
有料配信あり! https://loft-prj.zaiko.io/_item/329286
下北沢Flowers Loft
〒155-0031 東京都世田谷区北沢2丁目24-5 SHIMOKITA FRONT B1
http://www.loft-prj.co.jp/flowersloft/
2、「行こうぜ、やっぱり! パール兄弟2020」出演 パール兄弟
日時:9月27日(日)17:30開場 18:00開演
会場:渋谷クラブクアトロ
☆生ライブ: 前売: 5,500円 当日:6,000円
(税込/全席自由/整理番号付/ドリンク別)
イープラスにて発売中
☆U+ LIVE生配信
視聴チケット: 2,500円(税込)
https://eplus.jp/pearl-st/
8月12日 どこにも行けない、帰れないときに聞きたい歌
今週のゲストは、中村真理さん。
せっかくの夏休みなのに、どこにも出かけられない、故郷にも戻れない...
そんなコロナウイルス禍にあるリスナーの皆さんに向けて選曲していただきました。
*プレイリスト*
1)ホエア・イズ・ザ・ラヴ/ブラック・アイド・ピーズ フィーチャリング ジャスティン・ティンバーレイク
Where Is The Love / Black Eyed Peas Featuring Justin Timberlake
*2003年に全米8位を記録したヒット曲。
「同時多発テロで社会の寛容さが失われていた時代に、
こんなんじゃダメだよ、愛はどこへ行ったの...と、
ブラック・アイド・ピーズがメッセージを投げかけたんです」
2)ホワッツ・アップ / 4.ノン・ブロンズ
What's Up / 4 Non Blondes
*1993年のヒットナンバー。
「こういう時だからこそ、こういうお腹の底から声を出す、
みたいな歌もいいんじゃないかな」
ちなみに歌詞に「What's Up」は登場せず「What's Goin' On」と歌うばかりですが、
これはかの大ヒット曲と同タイトルになることをはばかったため、なんだそうです。
3)ホーム・スウィート・ホーム/モトリー・クルー
Home Sweet Home / Motley Crue
*1985年のヒット。
「80年代に、家に帰りたいけど帰れないというツアーの苦労を描いた名作ビデオが
2本あって、これはそのうちの1本。もう1本は、ボン・ジョヴィの
「ウォンテッド・デッド・オア・アライヴ」、
機会があればぜひ検索して見てみてください」
4)ファイアーワーク/ケイティ・ペリー
Firework / Katy Perry
*たとえどんなコンプレックスがあっても、そのまま生きていていいんだよ...
というどこまでも前向きなメッセージ・ソング。
「ケイティ・ペリーは、ふと、自分が死ぬとき花火になってみたいと思って、
そんなアイディアからこの歌を書き上げたんだそうです」
今年は全国各地の花火も自粛の嵐。
来年は、みんなで花火がみられるといいですね!
★オープニング・ナンバー
渚に消えた恋/シカゴ
「これも、シカゴが、ツアー続きの日々で、恋人に会いたくても会えない、
そんな切ない気持ちを歌った歌なんです」
★☆★☆★本編は
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8月5日 これが「懐かしの」ヒップホップだ!
今週のゲストは、サンコンjr,さん。
「ウルフルズの5月に発表した『タタカエブリバディ』のドラムスを
どんな風にしようか考えているとき、この時代のヒップホップが新鮮で、
いま聞いてもすごく楽しくて...」ということで、
懐かしめのヒップホップ・サウンドを特集してお送りしました。
スタジオでは内容に関係なく、町田のレコ店関連の話題で盛り上がっておりました。
さて、先月に続きウルフルズの配信ライヴが21日に行われます!
詳細はこちらをご覧ください!
*プレイリスト*
1)Apache / Sugar Hill Gang
*アパッチ/シュガーヒル・ギャング
79年にヒップホップ史上初のヒットナンバーとなった
「ラッパーズ・ディライト」をリリース。
この「アパッチ」はシャドウズ60年の全英№1ヒットで、
73年にインクレディブル・ボンゴ・バンドがカバー、
それを81年にシュガーヒル・ギャングがカバーしたもの。
2)The Magic Number / De La Soul
*マジック・ナンバー/デ・ラ・ソウル(1989)
デビュー・アルバム「3フィート・ハイ・アンド・ライジング」
収録のナンバー。サンプルのネタにはツェッペリンも。
「デ・ラ・ソウルは、松本くんやジョンBさんが大好きで、
よく聞かされました。僕はそれほどでもなかったんだけど(笑)」
3)Body Movin' / The Beastie Boys
*ボディ・ムーヴィン/ビースティ・ボーイズ(1998)
アルバム「ハロー・ナスティ」からのシングル。
スティールパンで演奏される「オエ・コモ・ヴァ」を
サンプリングしている。
4)Heart Don't Stand A Chance / Anderson .Paak
*ハート・ドント・スタンド・ア・チャンス/アンダーソン・パーク
2016年のアルバム「マリブ」収録。
ヒップホップからソウル、ジャズ、ファンク、ゴスペルまで
幅広い音楽性を持つシンガー・ソングライター。
「このドラム、打ち込みかなあ」(邦丸)
「ライヴの映像では、自分でドラム叩きながらこの歌を歌ってました」(サンコン)
★オープニング・ナンバー
ワイキキの熱い砂/カラパナ
LAHIKIさんからのハワイつながりで。
★☆★☆★本編は
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7月29日 鈴木慶一のロック半世紀前 その4 1970年の巻
今週は、去年2月以来のご登場となる鈴木慶一さん!
毎年一回「ロック半世紀前」についてお話いただいて、今回は4年目となりました。
「また来年呼んでください」いえいえ、来年といわず、年内にもまた!
*プレイリスト*
★ ah-老衰mambo/No Lie-Sense
本日発売!鈴木慶一さんとKERAさんのユニット、
No Lie-Senseのニューアルバム「駄々録〜Dadalogue」から一曲。
冒頭を飾る慶一さん作のナンバー。
★You Know My Name / The Beatles
*ユー・ノウ・マイ・ネイム(70年3月6日発売)
67年に録音されたが放置され、69年に完成。
ジョンのアイディアで生まれたナンバー。あの「レット・イット・ビー」のB面曲。
歌詞は「You know my name,Look up the Number」
(俺の名前は知ってるな。電話番号を調べろよ)だけ。
「ビートルズ最後のシングルのB面がこの曲、いわばビートルズがこれで終わった...
このわけのわからない曲で。次はどうなるんだろう、と」(慶一さん)
「400円握りしめてレコード屋に行って、B面がこれでしょ?
いま聞いてみるといいけど、当時は半分の200円返せって思いましたよ」(邦丸さん)
「私も当時はなんじゃこりゃと思いましたよ」(慶一さん)
★Deja Vu / Crosby,Stills,Nash&Young
*デジャ・ヴ(1970年3月11日発売)
69年の「クロスビー・スティルス&ナッシュ」に次いで、
ヤングを加え4人組となってのファースト・アルバム。
「デジャ・ヴ」はデヴィッド・クロスビー作。
「複雑な構成、ハーモニー。ロックはここまで来た、と。
1970年は私が人前で演奏を始めた年なんですが、
当時、松本隆さんから電話がかかってきて、今年のベストアルバムは何ですかって。
で、いろいろ考えて選んだのが『デジャ・ヴ』だったんです」(慶一さん)
★Uncle John's Band / The Greatful Dead
*1970年6月14日発売「ワーキング・マンズ・デッド」収録。
曲自体は69年からライヴのセットリストに入っていた。
「サイケデリックの雄であるデッドまでが、CSNの影響を受けて、
こんなハーモニーを披露したのも1970年という年」(慶一さん)
田舎っぽいサウンドがウケて、その一方でダニー・ハザウェイのような
都会的なサウンドも見直されて。いったい何がビートルズの次に来るのか?
★Stage Flight / The Band
*ステージ・フライト(1970年8月17日発売)
「ビッグ・ピンク」「ザ・バンド」に次ぐサード・アルバム。
タイトル曲「ステージ・フライト」はロビー・ロバートソン作、
リード・ヴォーカルはリック・ダンコ。
「私にとってのアフター・ビートルズは、このザ・バンドでした」(慶一さん)
*オープニング・ナンバー*
「フランク・ロイド・ライトに捧げる歌/サイモンとガーファンクル」
you know my nameがB面曲であるということで、邦丸さんが「コンドルは飛んで行く」のB面だったこの曲をチョイス。
★☆★☆★本編は
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