10月9日 心にしみる1986年・秋の名曲セレクション
今週のゲストは、中村真理さん。
最近、トロピカルハウスのDJカイゴがバックトラックを作って、ホイットニー・ヒューストンが歌う「ハイヤー・ラヴ」が巷に流れていて、本家が聞きたくなった...という中村真理さん。そこで、オリジナルのスティーヴ・ウインウッドがヒットした1986年の夏から秋のヒットチャートを見たら、名曲だらけだったので...ということで、このテーマとなりました。
*プレイリスト*
1)ハイヤー・ラヴ/スティーヴ・ウインウッド
Higher Love/Steve Winwood
*8月30日付の№1.
1960年代、ティーンエイジャーでスペンサー・デイヴィス・グループのフロントマンとしてデビューした早熟な天才、スティーヴ・ウインウッド。20年の時を経て、これが初の№1ヒット!
2)ホエン・アイ・シンク・オブ・ユー/ジャネット・ジャクソン
When I Think Of You / Janet Jackson
*10月11日から2週間の№1。ジャネットにも、共作&プロデュースのジャム&ルイスにとっても、初の№1となりました。
「ヴィデオの中で、赤い手袋をはめたまま、ケーキのクリームを舐めるシーンがホントにイヤだったなあ」
3)トゥルー・カラーズ/シンディ・ローパー
True Colors / Cyndi Lauper
いまやLGBTのテーマソングともなったこの歌。
西川アナも大好きな1曲だそうです。
「みんな、自分のままでいいんだよ、というメッセージ」
シンディ、ただいま日本ツアーの真っ最中!
4)アマンダ/ボストン
Amanda / Boston
「トム・ショルツって絶対ヴィデオを作らないんですよ。だから1位になったとき、画面にジャケットを十数秒写すしかなくて、本当に早く落ちろ!って思いました」
TVKの名物プログラム「Billboard Top 40」のVJ、真理さんならではのコメントでした。
オープニング・ナンバー
落葉のコンチェルト/アルバート・ハモンド
「秋ですからね...」
★☆★☆★本編は
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10月2日 どこまでもポップでエレガントなインヴィクタス&ホットワックス
今週のゲストは、サンコンjr.さん。
今回は、60年代のモータウンを支えたソングライター・チームのホランド=ドジャー=ホランドが独立して作ったレーベル、インヴィクタス/ホットワックスから生まれた名曲の数々を特集しました。
*プレイリスト*
1)時をかけてよ/チェアメン・オブ・ザ・ボード
Give Me Just A Little More Time/The Chairmen Of The Board
*1970年のデビュー・シングル。全米3位の大ヒット。
「モータウンでいえば、フォー・トップス的な存在」
2)希望を胸に/ハニー・コーン
Want Ads / Honey Cone
*1971年の全米№1
「こちらは、モータウンでいえばスプリームス的な存在をめざして作ったグループだったようです」
3)ホワイ・キャント・ウィ・ビー・ラヴァーズ/ラモント・ドジャー
Why Can't We Be Lovers / Lamont Dozier
そしてレーベルの主催者が自ら歌ったのがこの歌。
「昔ディスコに通い始めたころ、まだ場があったまる前、
DJが好きな曲をかけてたんです。その中にあったな、これ!」と
邦丸さん、とても懐かしそうでした。
4)チェリッシュ・ホワット・イズ・ディア・トゥ・ユー/フリーダ・ペイン
Cherish What Is Dear To You / Freda Payne
「バンド・オブ・ゴールドが一番の大ヒットなんですが、それはよくかかるので、今日は全米44位を記録したこっちの曲で」
オープニング・ナンバー
ウーマン・ニーズ・ラヴ/レイ・パーカーjr.
「サンコンさんとのjrつながり。
そして、ハニー・コーンの曲でギターを担当していたということで...」
★☆★☆★本編は
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10月26日、サンコンさんがドラムスを叩く、
ユーミンのカバー・イベントがモーションブルー横浜で行われます。
皆様ぜひお出かけください!
9月25日 祝!アビイ・ロード50周年記念盤発売~!
今回のゲストは、久々ご登場のサエキけんぞうさん。
明後日27日、全世界同時発売されるビートルズ不朽の名作「アビイ・ロード」50周年記念盤に収録される、聞いてビックリのデモ音源をご紹介いただきました!
「録音が終わったのが8月25日。
9月8日には、次のアルバムに向けてのミーティングが行われているんです。
そこでジョン4、ポール4、ジョージ4、やる気があるならリンゴ2という曲目の配分をジョンが提案。
これにポールがジョージに4なんて、冗談じゃねえ! みたいい噛みついたとか...」
それからジョンは急きょトロントでのピース・コンサートに出演することになり、
そこで一人でも大丈夫だと自信をつけたようで、それがよくなかった。
9月20日に行われた次のミーティングで「バカヤロー」「バカヤローとはなんだ!」みたいな掴み合いになり、
ジョンが脱退宣言...という、あまりにも、あまりにも...な終末へとビートルズは歩みだすことに。
なんとクリスマスに向けてシングルを録音するという話もあったそうです。実現していたら...
*アビイ・ロード50周年記念盤
1969年に発売されたアビイ・ロードの50周年盤。
ここ数年続いたビートルズの様々な50周年もいよいよ終盤!
今回は4枚組(ニュー・ステレオ・ミックスとセッション2枚、
ドルビー・アトモス、5.1 サラウンド、ハイレゾのブルーレイ)
2枚組(ニュー・ステレオ・ミックスとセッション1枚)など
8種類のフォーマットで発売されます。
100ページのブックレット付き4枚組は税別12800円。
2枚組は税別3600円。うーむ。増税前に買っとく!?
*プレイリスト*
1)サムシング(スタジオ・デモ)
Something (Studio Demo)
2)カム・トゥゲザー(テイク5)
Come Together(take5)
3)オー!ダーリン(テイク4)
Oh! Darling (Take 4)
★きょう9月25日、サエキさんのトーク・イベント
サエキけんぞうのコアトーク89 「ソリッド・ステイト・サヴァイヴァー40周年」が行われます! ぜひお出かけください。
*オープニング・ナンバー*
「人生の道/ブルーワー&シップレー」
「アビイ・ロード」で道を思い出して、それで選曲(邦丸)
★☆★☆★本編は
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9月18日 グレン・キャンベルの素晴らしき世界
今週末から、グレン・キャンベルの晩年を記録し、グラミー賞を受賞、アカデミー賞にもノミネートされた映画「アルツハイマーと僕 グレン・キャンベル 音楽の奇跡」が公開されるのを記念して、萩原健太さんが彼の代表曲をドーン! とご紹介くださいました。
また初日の21日 土曜日には、新宿シネマ・カリテにて、健太さんと能地祐子さんのトークショーも行われます。皆様ぜひお出かけください。
*プレイリスト*
1)ウイチタ・ラインマン
Wichita Lineman
*1968年から翌年にかけ全米3位の大ヒット。
作者はジミー・ウェッブで、オルガンでも参加している。
カンザス州ウィチタの電線保安要員の唄。
「グレン・キャンベルは、ジミー・ウェッブの曲でいくつかヒットを飛ばしていますが、
これが近年いちばん評価の高い作品なんです」
2)カミング・ホーム
Coming Home
*1975年夏、コカ・コーラのCMソングとして日本で大ヒット。
オリコンで26位。文化放送「オールジャパン・ポップ20」で最高位4位、年間19位を記録
3)ラインストーン・カウボーイ
Rhinestone Cowboy
*1975年日本で「カミング・ホーム」が大ヒットしていた頃全米№1に輝いた。
「アメリカ人特有の外向きの明るい声...
そしてギターもめちゃくちゃ上手いんです」
4)アディオス
Adios
*2017年のラスト・アルバム 表題曲。ジム・ウェッブ作。
「アメリカ人なら誰もが知るスーパースターなんですが、
2011年にアルツハイマーを公表して、
そこから本人の希望で、家族で構成したバンドとともに
150本以上のツアーを行ったんです。
そのころの記録が今回の映画になっていて...
歌詞は覚えられないからプロンプターを見ながら、
でもメロディーは完璧だし、ギターソロもバリバリだし。
アルツハイマーは彼からいろんな物を奪いましたが、
音楽と、そして家族の愛だけは奪うことができなかったんですね」
*オープニング・ナンバー*
レッツ・ワーク・トゥギャザー/キャンド・ヒート
Let's Work Together / Canned Heat
「キャンベルといえば缶詰、缶詰といえばキャンド・ヒート...」(邦丸さん)
★☆★☆★本編は
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9月11日 令和にはちょっと大げさ!?なロック・ソングズ
今週は中村真理さんがご登場。
聞いてみたいロックの曲を思い浮かべると、どれも「今聞くと、ちょっと大げさ?」と
思えるものばかりになってしまったので、こんなテーマにした、とのこと。
*プレイリスト*
1)バラクーダ/ハート
Barracuda/Heart
バンド売り出しのため、中心メンバーのウィルソン姉妹がレズビアン...という
とんでもない噂を流そうとしたレコード会社への怒りを込めて書かれた曲。
皮肉なことに、それが初めての大ヒットナンバーとなりました。
2)伝承/カンサス Carry On Wayward Son
わがまま息子よ、そのまま進め...という親心がテーマでは...という真理さんの解釈。
3)カム・セイル・アウェイ/スティクス
Come Sail Away / Styx
のちに「ミスター・ロボット」などの大ヒットを飛ばすスティクスの出世作。
「最後にエイリアンが登場する宇宙を舞台にした曲」ということで、
上の写真のようなポーズになりました(笑)
*オープニング・ナンバー*
自由への疾走/レニー・クラヴィッツ
(砂山セレクション。大げさな曲を思い浮かべたらこれだった!とのこと)
★☆★☆★本編は
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