くにまるジャパン 極 文化放送 番組サイト

毎週月曜日〜金曜日 9:00~13:00 文化放送

3月24日 ハーパース・ビザール きらめくシクスティーズ・ポップ

今週のゲストは、萩原健太さん。
前コーナーから据え付けられていたターンテーブルが横に。
「狭くないですか? 動かしましょうか?」とのスタッフの申し出に
「大丈夫です! 友達だから」とニコニコ...
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*プレイリスト*
今回は、オリジナル・アルバム4種がボックス・セットとして再発されたハーパース・ビザールのナンバーを、それぞれのアルバムから1曲ずつご紹介しました。
・ハーパース・ビザール(Harpers Bizarre)
 テッド・テンプルマン、ディック・スコパトーン、エディ・ジェイムズ、ディック・ヤントの4人が1964年に結成したザ・ティキスが母体だ。当初、在籍していたオータム・レコードがワーナー・ブラザーズに身売りしたのを機にハーパース・ビザールと改名。レーベル・メイトだったボー・ブラメルズのメンバーだったジョン・ピータースンを新メンバーに加え、当時ワーナーの新進プロデューサーだったレニー・ワロンカーの下、心機一転、再スタートを切った。以降、解散した1970年までの間にリリースしたオリジナル・アルバム4作が、今回、ボックス・セットに。(健太さんブログより)

・名前の由来は、1867年創刊の有名な女性誌「ハーパーズ・バザー」のもじりで、バザー(勧工場、現在のデパート)に代えてビザール(奇怪な、異様な、信じられない)。ヴァン・ダイク・パークスのアイディアと言われる。
1) フィーリン・グルーヴィー
59th Street Bridge Song (Feelin' Groovy)
*1967年のデビュー盤、ご存知S&Gの名曲カヴァー。アレンジはレオン・ラッセル。全米13位まで上昇し、このヒットにより、急きょファースト・アルバムが制作される事になった。 
2)スノウ
 Snow
*同じく1967年リリースのセカンド・アルバム「エニシング・ゴーズ」に収録されたランディ・ニューマン作のナンバー。最初に録音したのは66年のジョニー・マン・シンガーズだった。クローディヌ・ロンジェ、ニルソン、セイント・エティエンヌ、トレイシー・ソーン、チャラなど多数のカヴァーが。
3)ミー・ジャパニーズ・ボーイ
Me, Japanese Boy 
 *最高傑作とされる1968年の3作目「シークレット・ライフ」収録の、バート・バカラック・ナンバー。
「なんだか、ビーチ・ボーイズのスマハマを思い出しますね」(邦丸さん)
「まあ、西海岸の連中が思い浮かべる日本なんてこんなもんですよ(笑)」(健太さん)
スマハマは、世界各地に親しい女性がいる(笑)マイク・ラヴが、日本女性からいろいろ聞いて作った歌なんだそうで...。
4)ブラックバード
 Blackbird
*1969年の「ハーパース・ビザール4」収録の、おなじみビートルズ・ナンバー。
「もちろんオリジナルの名曲もあるんですが、その時々の旬な曲を取り上げて、独自のサウンドに料理するのが、このグループの特徴だったと思うんです」(健太さん)

明日夕方6時半スタートの、
萩原健太さんご出演イベントのお知らせです。
   CRT&レココレ プレゼンツVOL・255
   復活! CRT有観客イベント〜
ねやぽん編集長就任おめでとうナイト
会場は渋谷ロフト9、チケットは予約1800円、
当日2000円です。詳しくはロフト9
公式ホームページをご覧ください
<オープニング・ナンバー>
花のサンフランシスコ/スコット・マッケンジー
「桜も咲いてきましたからね...」(邦丸さん)


★☆★☆★本編はこちらからお聴きいただけます♪(放送後一週間以内)★☆★☆★


3月17日 大浦龍宇一 第11弾! 今だからこそ

コーナーではすっかりおなじみの大浦さんが今年初登場!
最近、葬儀のアルバイトと「サウナー」を始められ、充実の毎日を送っていらっしゃいます。
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*プレイリスト*
★トゥ・マッチ・ラヴ/ブレッド  Too Much Love/Bread
*大浦さんコメント
 今だからこそ。音楽を味わおうじゃないですか。しつこいようですが、よい音楽は美味しい料理。生きていくのに必要なものでありながら人生を豊かにしてくれる幸せな食事です。今だからこそ。アルバムを聴く!
アルバムの中にだけあるなんとも素敵な曲。
もう一声入れるならば、知られざるアルバム過程が知れる「ライナーノーツ」の存在。それは、洋楽に必要不可欠な愛なる文化なのです。
Bread。僕の生まれた年1968年に結成。
今回は「Manna」のアルバムからToo Much Love。
イントロ出だしからアコースティックなカントリーロックで、
タイトル通り、愛にあふれていきたいと思います。
★ヘイ・ジュード/ウィルソン・ピケット HEY JUDE/Willson Pickett
*大浦さんコメント
DUANE ALLMANのギタープレーの素晴らしさを伝えたいのですが、まずはこの「HEY JUDE」をセレクトしました。僕は純粋に思うのです。もしこの時代に、過敏に他人の声を気にし、そのリスクを減らし、迎合もよしとていたら(人の顔色を見て媚へつらって人に合わせる)、あのエネルギーやサウンドや感動は決して生まれることはなかったでしょうと。
聴いてください。Willson Pickettの歌を。音が割れてます。特に2:46〜からを。ナナナ〜より、鞭に打たれている人の叫びになっていきます。もう、たましいが叫ぶ声そのものです。
聴いてください。DUANE ALLMANのギターを。白人の歌なんか歌えるかと言っていたWillson がDUANEのギターを聴いてOKしたことを。支えるようなギターからの闘いに挑むようなギターの演奏を。
今だからこそ。今になく過去にあるもの。
そこに何かがあるかを、僕たちはもう一度学ぶべきだと思うのです。
★ゴーイン・ダウン・スロウ/デュアン・オールマン GOIN' DOWN SLOW/DUANE ALLMAN
*大浦さんコメント
 今だからこそ。このタイトルのように。ゆっくりと、速度を落として。
ブルースの定番である1941年の「GOIN' DOWN SLOW」St. Louis Jimmy Oden
これを自分の世界で歌いこなすDUANE ALLMANを、その歌声を聴いてほしい。
そして2:12〜からDUANE ALLMANのギターに酔いしれてほしい。
曲タイムは8:44あるが、じっくり味わって何度でも聴けます。
ちなみに余談ですが、先日「フッシャーマンズソング/コーンウォールから愛をこめて」という映画で、音楽はアルバムでなくては!という台詞があり、今は1曲を配信で買うが、スティーブジョブスはそのシステムを作っておきながら、自分はレコードを聴いていたというエピソードがさりげなく盛り込まれていて、なんというか、漁師として生きる人たちの力強さを感じたのでした。
*オープニング・ナンバー
★ジェシカ/オールマン・ブラザーズ・バンド
邦丸さんが大好きなオールマンズのクラシックを再び!


★☆★☆★本編はこちらからお聴きいただけます♪(放送後一週間以内)★☆★☆★


★大浦龍宇一さん 近況報告
〜はじめに〜
くにまるジャパン極〜!!!いつもありがとうございます!
邦丸さん、文野さん、スタッフの皆々さま。この日をウズウズして待っておりました。20時以降にお店でゆっくり夜カフェがやっと出来るぞ!のようなそんな幸せな気分です!

洋楽を愛する者として、音楽を語れるこの至福の時間。今日も愛という強力なバーナーの火で上質の食材を熱して素敵な時間のお皿で味わいたいと思います。

52歳。俳優人生27年。最近新しいことを2つ始めました。

1つは、家にいる時間がいっぱい出来るようになってしまったので、これではいかん!と、勇気を出して全く初めての世界に飛び込みました。俳優一筋の人生でしたが、今、時間のあるときには葬儀の派遣会社で働いています。
音楽に例えるならば、ロックであり、ブルースな生き方をしているような気が時々します。

2つは、下北沢に昔からあるベストサウンドレコードという老舗の中古レコード店を経営している友人に声をかけてもらって、自分の人生にはないと思っていたサウナ。そう、サウナーになりました。今、その店のイメージキャラクター。サウナハット(サウナの時にかぶるハット)モデルをしています。

葬儀とサウナ。葬儀と音楽。実はそれぞれがそれぞれを補ってくれていまして、
葬儀は、死を見て生を考えます。サウナは熱と冷があってととのいます。
そして疲れた果てたこの身体や心に染みるのは、やはり今まで愛と力を注いできたものなのです。

それは、良質の映画であり、上質の芝居であり、作品であり、夢みる力や愛や希望をくれるものであり、良質の音楽であり、上質の演奏であり、歌声であり、静と動の力だということを改めて再確認することができたのです。

さて、語りたいことはあの山の高さほど、いや砂漠の砂の数ほどでしょうか、果てしなくあるのですが、それはまたの機会にさせていただき、洋楽ジャパンX。前回から4ヶ月経っていろいろな経験の中で新感覚も宿ってきた、そんな今を生きている僕が、「今だからこそ」というテーマで、良質の洋楽を選んでみました。

よい音楽は、まさに美味しい料理だと思うのです。
生きていくのに必要な栄養でありながら、人生を豊かにしてくれる幸せな食事なのです。この大好きな場所で美味しく食べられるこの幸せをありがとうございます。ラブ!!!

大浦龍宇一

3月10日 バック・トゥ・1984 3月の全米ヒットチャートから

今週は中村真理さんが登場。
最近大きなテレビに買い替えて、「リングフィット・アドベンチャー」に夢中という真理さん、
「やりすぎて筋肉痛で(笑)
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今回は、名曲ぞろいだった1984年のヒット曲から、
ちょうど37年前のきょう、3月10日付でTOP40にランクインしていたナンバーからのセレクション。
*プレイリスト*
★カム・バック・アンド・ステイ/ポール・ヤング
Come Back And Stay/Paul Young
*ジャック・リーという歌手が自作自演した歌のカヴァー。
 この曲は全英4位、全米22位。アメリカではデビュー・ヒット、
 イギリスでは№1となった「愛の放浪者」に次ぐシングルだった。
★ガールズ・ジャスト・ウォナ・ハヴ・ファン/シンディ・ローパー
Girls Just Wanna Have Fun/Cyndi Lauper
*世界的大ヒットとなったシンディのデビュー・シングル。
 東日本大震災直後に来日し、自ら募金の先頭に立ったシンディの姿は洋楽ファンの語り草。
★レディオ・ガ・ガ/クイーン
Radio GA-GA/Queen
 *作詞作曲がロジャー・テイラー。シングルとして発売され、後にアルバム
  「ザ・ワークス」にも収録された。レディー・ガガの芸名の起源。
★ホールド・ミー・ナウ/トンプソン・トゥインズ
Hold Me Now/Thompson Twins
*メンバー3人の共作曲。全英4位、全米3位の大ヒット。
 トンプソン・ツインズは日本ではマクセル・カセットのCMでおなじみ。
 「タンタン」に出てくる双子の探偵から命名された。


★☆★☆★本編はこちらからお聴きいただけます♪(放送後一週間以内)★☆★☆★

3月3日 桃の節句は、ポップスで~!

今週のゲストは、サンコンjr.さん。
「先月はまさかの2月2日節分に気づかず節分ネタにしてしまい...
今月こそは絶対大丈夫だろう!(笑)とひな祭りネタにしました」
ということで、ひな祭りにふさわしい(!?)男女デュエット曲の特集となりました。
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*プレイリスト*
1)イージー・ラヴ/レオン&マリー・ラッセル
 Easy Love / Leon & Mary Russell
*1977年の作品。
 76年、レオンはマリー・マクリアリーと結婚、パラダイス・レーベルを
 創立して「ウエディング・アルバム」をリリース。翌年リリースしたのが
 「奏でる愛の音(メイク・ラヴ・トゥ・ザ・ミュージック)」で、この曲は冒頭収録。
「レオン・ラッセルの曲の中で、もしかしたら一番好きかもしれません」
2)イフ・アイ・エヴァー・ニーデッド・サムワン/
   /ヴァン・モリソン&メイヴィス・ステイプルズ
If I Ever Needed Someone / Van Morrison & Mavis Staple
*2015年に出た「デュエッツ・リ・ワーキング・ザ・カタログ」から。
  ヴァンの長いキャリアからピックアップした名曲をデュエットする企画。
  オリジナルは70年の「ストリート・クワイヤー」収録。
「原曲が入ってる『ストリート・クワイヤー』が大好きで、
 一時期毎日のように聞いていたんです。中でもこれが好きな曲」
3)あなたと私(ヴォセ・イ・エウ)/ジョイス・モレーノft.
   トニーニョ・オルタ Voce e eu / Joyce Moreno feat. Toninho Horta
 *しばしばゲストを伴って来日し人気の高いジョイスが、2003年に
  日本で制作したデュエット盤、冒頭収録のナンバー。
  トニーニョ・オルタはデビュー前から交流のあるミュージシャン。
サンコンさんは、この曲を「とりまり&エゴサーチャーズ」経由で知ったとのこと。
「そのうちヤマザキマリさんにも極シアターに来てもらいたいですね」(邦丸さん)
4)グラフィティ・ブリッジ/プリンス・フィーチャリング・
   メイヴィス・ステイプルズ&テヴィン・キャンベル
Graffiti Bridge /
Prince feat. Mavis Staple & Tevin Campbell
*1990年りりーウ、アルバムのタイトル・チューン。
「プリンスも不思議な曲を書きますよね...
 ちなみにこの歌、ドラムスはシーラ・Eが担当してます」

サンコンさんご出演のLIVEが2つ"!
3月13日 NT Connection Presents
3月27日 ギャランティーク和恵(配信のみ)

<オープニング・ナンバー>
マネー/ピンク・フロイド
「桃の節句、桃といえばピンク、ピンクといえば...」


★☆★☆★本編はこちらからお聴きいただけます♪(放送後一週間以内)★☆★☆★

2月24日 ウィリー・ネルソン、シナトラを歌う

ピンチヒッター、荻原次晴さんの担当日に当たったのは、萩原健太さん。
オギワラとハギワラ、ただでさえ間違われやすいのですあが...
「荻原健司さんとよく間違われるんですよ」(健太さん)
なるほど! 確かに字面がかなり似ております。20210224_4.JPG
今回は、間もなく発売になるウィリー・ネルソンのシナトラ名曲集「ザッツ・ライフ」(なんと通算71枚目のスタジオ・アルバム!)から2曲、
そして3年前に出た最初のシナトラ名曲集から1曲、
さらに本家シナトラの最近リリースされたデジタル・レア音源集から1曲という構成でお送りしました。
*プレイリスト*
01. Willie Nelson / You Make Me Feel So Young (2:52)
*「ユー・メイク・ミー・フィール・ソー・ヤング」は1946年の映画
 「スリー・リトル・ガールズ・イン・ブルー」のために作られたもので、
 1956年にシナトラが歌って以来、彼の重要なレパートリーになった。
02. Willie Nelson / Blue Moon (2:37)
 *2018年に出た最初のシナトラ・トリビュート「マイ・ウエイ」収録。
  「ブルー・ムーン」はリチャード・ロジャースとロレンツ・ハートが
  1934年に創り出したエヴァー・グリーン。シナトラは61年の
  アルバム「シナトラズ・スウィンギン・セッション」で取り上げている。
 「C-Am-F-G-Cという黄金の循環コードを初めて取り入れた歌なんです」(健太さん)
03. Frank Sinatra / Nancy (1977 unreleased version) (2:30)
 *1942年に作曲家ジミー・ヴァン・ヒューゼンがコメディアン、
  フィル・シルヴァーズに「妻、ベッシーがもうじき誕生日なんだ。
  パーティ用に歌を作ってくれないか」と歌詞の原型を提示した。
  ヒューゼンと作詞のパートナー、ジョニー・バークが手直しして
  これを披露した所大好評。以後、様々な誕生パーティで、歌詞を主人公の
  名前に代えて演じていたが、フランクの愛娘ナンシーの誕生パーティで
  披露するとフランクが感極まって「僕の娘にこんな素敵な歌を!」と誤解。
  1944年にフランクが録音するとヒューゼンは印税をナンシーに贈った、
  今回ご紹介するのは1977年に再録音した未発表ヴァージョン。
  2月に出たレア音源集に収録されている。
04. Willie Nelson / That's Life (3:39)
*作者はディーン・ケイとケリー・ゴードン。シナトラの1966年の
 同名アルバム タイトル曲としてリリース、シングルも全米4位となった。
M01とM04が2月26日リリースの新作『ザッツ・ライフ』からの曲です。
M02が2018年リリースの『マイ・ウェイ』から。
M03が2月5日にストリーミング/ダウンロード販売がスタートしたフランク・シナトラの『Reprise Rarities (Vol. 2)』からの曲です。
*オープニング・ナンバー*
荻原次晴さんがセレクトしたのは、大好きだというマイケル・ジャクソンの「今夜もビート・イット」。
コーナー終わり近くに「そうだ、ウィリー・ネルソンって、ウィ・アー・ザ・ワールドに出てましたよね!」と思い出し、
「そうそう、そこでマイケルと共演してるよね」と健太さん。


★☆★☆★本編はこちらからお聴きいただけます♪(放送後一週間以内)★☆★☆★


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