3月17日 大浦龍宇一 第11弾! 今だからこそ
コーナーではすっかりおなじみの大浦さんが今年初登場!
最近、葬儀のアルバイトと「サウナー」を始められ、充実の毎日を送っていらっしゃいます。
*プレイリスト*
★トゥ・マッチ・ラヴ/ブレッド Too Much Love/Bread
*大浦さんコメント
今だからこそ。音楽を味わおうじゃないですか。しつこいようですが、よい音楽は美味しい料理。生きていくのに必要なものでありながら人生を豊かにしてくれる幸せな食事です。今だからこそ。アルバムを聴く!
アルバムの中にだけあるなんとも素敵な曲。
もう一声入れるならば、知られざるアルバム過程が知れる「ライナーノーツ」の存在。それは、洋楽に必要不可欠な愛なる文化なのです。
Bread。僕の生まれた年1968年に結成。
今回は「Manna」のアルバムからToo Much Love。
イントロ出だしからアコースティックなカントリーロックで、
タイトル通り、愛にあふれていきたいと思います。
★ヘイ・ジュード/ウィルソン・ピケット HEY JUDE/Willson Pickett
*大浦さんコメント
DUANE ALLMANのギタープレーの素晴らしさを伝えたいのですが、まずはこの「HEY JUDE」をセレクトしました。僕は純粋に思うのです。もしこの時代に、過敏に他人の声を気にし、そのリスクを減らし、迎合もよしとていたら(人の顔色を見て媚へつらって人に合わせる)、あのエネルギーやサウンドや感動は決して生まれることはなかったでしょうと。
聴いてください。Willson Pickettの歌を。音が割れてます。特に2:46〜からを。ナナナ〜より、鞭に打たれている人の叫びになっていきます。もう、たましいが叫ぶ声そのものです。
聴いてください。DUANE ALLMANのギターを。白人の歌なんか歌えるかと言っていたWillson がDUANEのギターを聴いてOKしたことを。支えるようなギターからの闘いに挑むようなギターの演奏を。
今だからこそ。今になく過去にあるもの。
そこに何かがあるかを、僕たちはもう一度学ぶべきだと思うのです。
★ゴーイン・ダウン・スロウ/デュアン・オールマン GOIN' DOWN SLOW/DUANE ALLMAN
*大浦さんコメント
今だからこそ。このタイトルのように。ゆっくりと、速度を落として。
ブルースの定番である1941年の「GOIN' DOWN SLOW」St. Louis Jimmy Oden
これを自分の世界で歌いこなすDUANE ALLMANを、その歌声を聴いてほしい。
そして2:12〜からDUANE ALLMANのギターに酔いしれてほしい。
曲タイムは8:44あるが、じっくり味わって何度でも聴けます。
ちなみに余談ですが、先日「フッシャーマンズソング/コーンウォールから愛をこめて」という映画で、音楽はアルバムでなくては!という台詞があり、今は1曲を配信で買うが、スティーブジョブスはそのシステムを作っておきながら、自分はレコードを聴いていたというエピソードがさりげなく盛り込まれていて、なんというか、漁師として生きる人たちの力強さを感じたのでした。
*オープニング・ナンバー
★ジェシカ/オールマン・ブラザーズ・バンド
邦丸さんが大好きなオールマンズのクラシックを再び!
★☆★☆★本編は
★大浦龍宇一さん 近況報告
〜はじめに〜
くにまるジャパン極〜!!!いつもありがとうございます!
邦丸さん、文野さん、スタッフの皆々さま。この日をウズウズして待っておりました。20時以降にお店でゆっくり夜カフェがやっと出来るぞ!のようなそんな幸せな気分です!
洋楽を愛する者として、音楽を語れるこの至福の時間。今日も愛という強力なバーナーの火で上質の食材を熱して素敵な時間のお皿で味わいたいと思います。
52歳。俳優人生27年。最近新しいことを2つ始めました。
1つは、家にいる時間がいっぱい出来るようになってしまったので、これではいかん!と、勇気を出して全く初めての世界に飛び込みました。俳優一筋の人生でしたが、今、時間のあるときには葬儀の派遣会社で働いています。
音楽に例えるならば、ロックであり、ブルースな生き方をしているような気が時々します。
2つは、下北沢に昔からあるベストサウンドレコードという老舗の中古レコード店を経営している友人に声をかけてもらって、自分の人生にはないと思っていたサウナ。そう、サウナーになりました。今、その店のイメージキャラクター。サウナハット(サウナの時にかぶるハット)モデルをしています。
葬儀とサウナ。葬儀と音楽。実はそれぞれがそれぞれを補ってくれていまして、
葬儀は、死を見て生を考えます。サウナは熱と冷があってととのいます。
そして疲れた果てたこの身体や心に染みるのは、やはり今まで愛と力を注いできたものなのです。
それは、良質の映画であり、上質の芝居であり、作品であり、夢みる力や愛や希望をくれるものであり、良質の音楽であり、上質の演奏であり、歌声であり、静と動の力だということを改めて再確認することができたのです。
さて、語りたいことはあの山の高さほど、いや砂漠の砂の数ほどでしょうか、果てしなくあるのですが、それはまたの機会にさせていただき、洋楽ジャパンX。前回から4ヶ月経っていろいろな経験の中で新感覚も宿ってきた、そんな今を生きている僕が、「今だからこそ」というテーマで、良質の洋楽を選んでみました。
よい音楽は、まさに美味しい料理だと思うのです。
生きていくのに必要な栄養でありながら、人生を豊かにしてくれる幸せな食事なのです。この大好きな場所で美味しく食べられるこの幸せをありがとうございます。ラブ!!!
大浦龍宇一