『ガスミュージアムで渋沢栄一とガス事業に関する企画展が開催中!』
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2021年3月10日(水) デイリー「ホッと」トピックス
『ガスミュージアムで渋沢栄一とガス事業に関する企画展が開催中!』
このコーナーでも、たびたび取り上げております、
東京都・小平市にある『東京ガス・ガスミュージアム』。
そんな『ガスミュージアム』において、現在、
『「渋沢栄一とガス事業」 -『公益追求』実践の軌跡-』という企画展が
開催されているそうです。
"近代日本経済の父"とも呼ばれ、現在放送中のNHK大河ドラマ『青天を衝け』
では主人公として描かれている渋沢栄一。
彼が35年もの長い期間にわたり、東京の都市ライフラインのひとつ、
ガス事業の経営の最前線に立っていたことはあまり知られていません。
ちなみに渋沢栄一とガスとの出会いは、1867年(慶応3年)にヨーロッパを
訪れた際、パリのコンコルド広場で見たガス燈でした。
近代都市の象徴としてパリの街を輝かせていたガスの灯りに、
彼は深く感銘を受けたそうです。
そして帰国後、1874年(明治7年)に東京ではじめてのガス事業に携わり、
その後、東京府ガス局長として事業の健全化に務めました。
改善の見通しが立った1885年(明治18年)、民営化により東京瓦斯会社が設立され、
創業時の最高責任者(委員長)に就任。
以来1909年(明治42年)に退任するまで、東京のガス事業を通して社会と暮らしの
発展を推し進めました。
今回の企画展では、公益追求の信念を貫き、社会の発展と企業の発展を両輪に、
渋沢栄一の思い描いた近代都市の姿とガス事業の関わりをテーマにしています。
貴重な写真やさまざまな書籍のほか、渋沢邸に設置されていた実際のガス燈の
頭部などの展示史料から、渋沢栄一に関する4つのエピソードを中心に紹介しています。
1(夜を明るく): 東京の街に文明開化の明かりを灯すガス灯事業の創生について
2(商いを明るく):室内照明の需要を開拓し、黒字に転換して行ったガスの
民営化について(東京瓦斯会社創立)
3(都市の経済を力強く):都市経済の発展を、エネルギーインフラ増強と新しい
技術を利用することで後押ししたエピソード
4(暮らしを豊かに):一般家庭向けに新たな生活価値を創出した国産ガス機器の投入
こちらの企画展『「渋沢栄一とガス事業」 -『公益追求』実践の軌跡-』は、
3月28日(日)まで、ガスミュージアムにあります「ガス灯館」2階・ギャラリーで
開催されています。
入館料は無料。
開館時間は午前10時から夕方5時まで。
月曜日が休館日となっています。
会場となる『東京ガス・ガスミュージアム』へは、西武新宿線・花小金井駅から
バスで10分ほど。
なお、現在は新型コロナウイルス感染防止対策のため、30分間隔の入れ替え制
を実施しています。
詳しくは『東京ガス・ガスミュージアム』のホームページをご覧ください。