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デイリー「ホッと」トピックス

『自転車事故で大きな障がいを負った画家が、リハビリを経て1冊の絵本を出版!』

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2021年3月17日(水) デイリー「ホッと」トピックス
『自転車事故で大きな障がいを負った画家が、リハビリを経て1冊の絵本を出版!』


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自転車事故で大きな障がいを負った画家の女性が、
厳しいリハビリ生活を経て1冊の絵本を描き上げ、
そちらの絵本が先日、出版され、話題となっているそうです!


千葉市にお住まいの画家・今村裕子さん(55)は、
2017年の1月、趣味だったロードバイクで走行中に事故に遭われました。
いつも通り、行きつけのカフェに向かって運転していた今村さんは、
カーブを曲がり切れずに転倒し、救急搬送。病院で目が覚めたときには、
首から下の感覚がなくなっていたそうです。


一瞬にして手や足が動かなくなったという絶望のなか、動かせるところを
増やしていくリハビリを続けていた今村さん。
ある日、ふと気がつくと、窓の外の景色は春に変わり、桜が咲き誇り、
萌黄色の若葉が芽吹いていました。
すると、今村さんのなかで「この景色を描きたい!」という感情がこみ上げて
きたそうです。

その頃、ちょうど腕を吊り下げてごはんを食べる練習をしていたため、
スプーンを筆に持ちかえたらいけるのではないかと思い、いざ挑戦。
すると、ご本人いわく「ミミズが這ったような線」だったそうですが、
その瞬間、「気持ちがあれば身体もついてくる」と、強く実感されたとのこと。


そこから、リハビリの合間を縫って絵を描くようになった今村さんは、
以前、手がけた経験のある絵本作りに挑むことを決意されます。


そして完成したのが、ピンクの水玉模様の飼い猫「まる」が主人公の
『てがき絵本 まる』という作品。
幸せに暮らしていたまるは、突然小さく細い木になってしまい、散歩に行くことも、
好きな場所でひなたぼっこもできなくなります。
しかし、あることに気付き、最後は「とってもしあわせ」に
なったまるの姿が描かれているということです。


なお、こちらの絵本を担当された編集者のかたからは、
「コロナ禍の生活に疲れたときに、ぜひ読んでほしい一冊です」とのメッセージを
いただきました。


こちらの『てがき絵本 まる』は、『はる書房』から税込1650円で発売中です。
詳しくは、『はる書房』のホームページをご覧ください。
ちなみに、出版のための資金をクラウドファンディングで募ったところ、
わずか2日で目標額の110万円を突破したそうです。

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