『疲労回復に効く入浴法とは?』
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2021年1月27日(水) デイリー「ホッと」トピックス
『疲労回復に効く入浴法とは?』
新型コロナウイルスの影響などにより、普段とは異なる生活サイクルを
強いられ、心身共に疲れを感じているかたも多いのではないでしょうか?
そこで、きょうは、疲労の予防や緩和に効果的だとされている、
入浴方法についてご紹介します!
まずは、入浴が疲労回復にもたらす「3つの効果」について
①温熱作用
お風呂に浸かるとお湯の「温熱作用」によって身体が温まります。
これにより、血管が広がり血流が増え、体内の老廃物が除去されたり
筋肉のコリがほぐれたりします。
②水圧作用
お湯が身体に適度な圧をかけることで、マッサージのような効果があります。
これにより、血の巡りやリンパの流れを良くしてくれます。
③浮力作用
普段身体を支えている関節や筋肉が、重力から開放されて緊張がほぐれます。
ここからは、東京ガス都市生活研究所の調査から、疲労の予防・緩和に効果的な
入浴法をいくつかご紹介します。
睡眠の質改善には「全身浴」!
全身浴の頻度を上げることで、睡眠の質の改善につながる可能性があります。
実験によって、シャワー浴より全身浴を続けたほうが、1ヶ月後の睡眠の質が
向上したことが分かっているそうです。
肩こりの緩和には「40℃・10分の全身浴」!
「肩こり」の改善にも全身浴が有効です。お湯の温度は、38℃よりも熱めの
40℃のほうが肩の筋肉が柔らかくなります。また、半身浴や中間浴(全身浴と
半身浴の中間の水位)よりも、肩まで浸かる全身浴のほうが、温熱作用により
コリがほぐれます。時間も5分よりも10分の方が効果的だそうです。
精神疲労にも「全身浴」!
入浴前と入浴後に行った実験によりますと、全身浴を行うことで精神疲労が
少なくなることが分かっているのだとか。
眼精疲労の緩和には「熱めのシャワー浴」!
パソコンやスマホを長い時間見すぎると、眼精疲労の原因になります。
そんな眼精疲労に有効なのは、42℃程度の熱めのシャワーで片目に3分ずつ
お湯をあてることです。実践前後で比べると、一時的に低下していた視力が
回復しているそうです。実験では、32℃だとさほど効果が得られなかったので、
42℃のお湯による温熱効果の作用だということが分かるとのこと。
忙しい日々を過ごしていると、知らぬ間にストレスが溜まりがちです。
ぜひ、ご自身の疲れに合った、効果的な入浴法を試してみてください。
なお、家(うち)のコトで役立つ情報を提供する、東京ガスくらし情報サイト
「ウチコト」には、きょうご紹介したようなお役立ち情報だけではなく、
家事や子育てなど、さまざまな情報が掲載されていますので、
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