『東京ラーメンの元祖とされるお店が、44年ぶりに復活!』
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2020年11月9日(月) デイリー「ホッと」トピックス
『東京ラーメンの元祖とされるお店が、44年ぶりに復活!』
しょうゆ・みそ・塩・とんこつ、さらには二郎系......などなど、
いろいろな味が楽しめるラーメン。
そんななか、"東京ラーメンの元祖"とされている『浅草來々軒』
というお店が、44年ぶりに復活を果たし、話題となっているそうです!
こちらの『浅草來々軒』は、1910年(明治43年)に開業したお店で、
お正月などの忙しい時期には1日2,500人~3,000人が来店するなど、
ものすごい人気ぶりだったそうです。ちなみに、『來々軒』が
オープンした頃は、まだラーメン店と呼ばれる業態は存在せず、
こちらのお店が初めて「支那そば」「ワンタン」「シウマイ」
という大衆的なメニューを、安い価格で販売するという新たな業態を
繁盛させ、広めたことがラーメン店誕生の背景となったそうです。
その後、第二次世界大戦による一時閉店を経て、1954年に八重洲で
お店を再開。1965年には立ち退きにより、内神田に移転するなどした後、
1976年、後継ぎがいなかったことから、惜しまれつつ『來々軒』は閉店
することに......。
そんななか、日本におけるラーメンブームの先駆けとなった歴史的名店の
味を復活させようと、あの『新横浜ラーメン博物館』が中心となり、
プロジェクトが発足。ちなみに、『新横浜ラーメン博物館』では、
『浅草來々軒』の3代目だった、今は亡き尾崎一郎さんに取材を行うなど、
実は、30年ほど前から調査を進めていたそうです。
そして、今回、その取材で得た情報に基づき、当時使われていた小麦粉や
調理方法などを解明。さらに、創業者の子孫のかたの協力なども得て、
伝説の名店の味復活にこぎつけたということです。
完成したラーメンの味はしょうゆベースで、名古屋種の鶏に煮干しや豚ガラ、
野菜類を加えたとのこと。また、麺は群馬県産の小麦を使っていたことが
当時の書籍などから判明しましたが、既に生産を終えた品種だったため、
それに近い群馬県産の小麦をブレンドしたものを使用。
さらに、チャーシューは国産豚、メンマは台湾産で、当時の製法に基づいて
作られているとのこと。
使用する丼に関しては、110年の歳月を経て復刻されたモノなのだとか!
復活した『浅草來々軒』のラーメンは、新横浜駅から歩いて5分ほどの
場所にある『新横浜ラーメン博物館』で提供されています。機械打ちの
麺を使用した"らうめん"は税込930円、青竹打ちの麺を使用した
"らうめん"は税込1100円となっています。そのほかのメニューや営業時間
など、詳しくは、『新横浜ラーメン博物館』のホームページをご覧ください。