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デイリー「ホッと」トピックス

『「東京大空襲・戦災資料センター」がリニューアルオープン!』

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2020年8月17日(月) デイリー「ホッと」トピックス
『「東京大空襲・戦災資料センター」がリニューアルオープン!』


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おととい・8月15日で、75回目の『終戦の日』を迎えました。
数多くの尊い命が奪われた戦争の記憶を後世に伝えるため、
全国には、さまざまな施設があります。


そのひとつ、東京・江東区にある『東京大空襲・戦災資料センター』が、
先日、これまでの展示内容を大幅に刷新し、リニューアルオープンを
果たしたそうです。


あらためまして、こちらの『東京大空襲・戦災資料センター』は、
ご自身も東京大空襲を経験された作家の早乙女勝元さんらが中心
となり、2002年に開館。約10万人が犠牲となった1945年3月10日の
東京大空襲の資料収集や戦争被害の研究、戦争体験者の証言などを
伝えています。


今年で戦後75年を迎え、戦争を体験された方に直接お話を聞く機会が
減る中、戦争の記憶を風化させることなく、次の世代に受け継いでいく
ことを目指して、今回、大幅に展示内容を見直すことになったそうです。


祖父や祖母でさえも戦争を経験していない、今の子どもたちにも理解
しやすいように、展示説明では時代背景にも触れ、かつ簡潔にまとめる
ことを重視したとのこと。また、漢字にはすべてルビを振るという工夫も。


さらに、約400点あった展示物は半分ほどに減らし、その一方で、
QRコードを読み込めばスマートフォンから解説動画を視聴できる
ようになったそうです。


たとえば、当時、現在の台東区に暮らしていたという鎌田十六(とむ)さん
(107)の証言では、「火の手から逃れようと、蔵前橋付近から隅田川に
飛び込んだが、生後7ヵ月だった一人娘を失った」というお話とともに、
実際に娘さんが着ていた産着が映し出されるそうです。


また、新たに設けられた「夜の体験」コーナーでは、真夜中の空襲を再現
するため、壁一面を黒に塗り、体験者が描いた街が火にのみ込まれる光景や、
逃げ惑う人々の上にB29から焼夷弾が降り注ぐ様子など、生々しい描写が
浮かび上がるということです。


こちらの『東京大空襲・戦災資料センター』は、最寄り駅から歩いて
20分ほどかかるため、秋葉原駅・神田駅・錦糸町駅などからバスの
利用が便利です。


開館時間は午前10時30分から午後4時まで。入館料は一般300円、
中学・高校生200円、小学生以下100円。原則として、月曜が休館日。
なお、現在は新型コロナウイルスの感染予防策として、
予約制となっております。
詳しくは、『東京大空襲・戦災資料センター』のホームページをご覧ください。

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