『孫が作った紙芝居を、おじいちゃんが絵本に!』
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2020年8月5日(水) デイリー「ホッと」トピックス
『孫が作った紙芝居を、おじいちゃんが絵本に!』
お孫さんが作った紙芝居を、おじいちゃんが一冊の絵本として
完成させて出版し、話題となっているそうです!
『ひとはなくもの』というタイトルのこちらの絵本。
手がけたのは絵本・紙芝居作家のやべみつのりさん(77)。
ちなみに、やべさんは、この番組にもお越しいただいたことがある、
お笑い芸人・カラテカの矢部太郎さんのお父様です。
今回、やべみつのりさんが出版した絵本『ひとはなくもの』のもとになったのは、
やべさんの孫で、現在は高校1年生の宮野菫(みやの・すみれ)さんが、
小学1年生のときに書いた紙芝居です。
その紙芝居というのは、泣き虫のすみれちゃんを「泣く子はきらい」と叱る
お母さんに対して、悲しくても泣くし、痛くても泣くし、悔しくても泣くし......、
泣くのにはいろいろな訳があると考えたすみれちゃんが、
「ひとはなくもの。ないているすみれを、おかあさん、好きになりなさい」と、主張する内容でした。
この紙芝居を、去年、たまたま知り合いの編集者に見せたところ、
小学1年生の女の子が、これほどまでに"人間の本質"をつかんでいることに
驚き、「これは、ぜひ絵本にしましょう!」ということになったのだとか。
その後、やべさんが絵を描き直し、出版に至ったそうです。
実際、絵本のなかには"泣いているすみれちゃん"が数多く登場しており、
おじいちゃんにくすぐられて泣いている場面なども。
ちなみに、今回の出版にあたり菫さんは、こんなあとがきを書いています。
「泣くことで問題が解決したり、改善されることはあまりないかもしれません。
でも、少しは気持ちが落ち着いたり、頑張ろうって前向きになれると思います。
勇気を出して泣いてみてください(笑)」
こちらの絵本『ひとはなくもの』は、こぐま社から1200円+税で発売中。
詳しくは、『こぐま社』のホームページをご覧ください。