『コロナに負けるな!善意の無料通勤バスが運行中!!』
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2020年6月16日(火) デイリー「ホッと」トピックス
『コロナに負けるな!善意の無料通勤バスが運行中!!』
そんななか、「密」を避け、少しでも新型コロナウイルスの不安が
軽減された状態で通勤してもらおうと、東京・東村山市から都心まで、
無料の通勤バスが運行され、話題となっているそうです。
こちらの無料通勤バスを運行しているのは、東村山市にある『銀河鉄道』という
バス会社で、発案されたのは社長である山本宏昭さん。
日頃から「好きなバスで社会貢献をしたい」という思いを抱いている山本さんは、
2011年の東日本大震災のときも、新宿から被災地まで無料送迎バスを運行し、
のべ2000人近い学生ボランティアを現地まで運んだそうです。
そんななか、新型コロナウイルスの影響が広がり始めた3月頃、
「何かできないだろうか?」と考えていた山本さんは、
医療従事者や仕事の都合などで出勤せざるを得ず、感染の恐怖を抱えながら
働いている人たちの存在を知り、無料通勤バスの運行を決意。
ちなみに、新たな路線バスとして申請した場合、認められるまでに時間がかかる
ため、国土交通省と相談のうえ、無料通勤バスというシステムになったそうです。
ただ、無料ですので、もちろん人件費も燃料代もすべて会社側の負担となります。
山本さんの会社『銀河鉄道』は従業員50人程度の小さな会社ですが、
新型コロナウイルスの影響により、収入の柱だった観光用の貸し切りバスの
予約がほぼゼロになるなど、経営は苦しくなる一方......。
実際、5月の売り上げは前の年と比べて10分の1ほどに......。
そのような状態にもかかわらず、「地元の皆さんに恩返しがしたい」と語る
山本さんは、ウイルスのことを気にせずに生活できる日が戻るまで、
運行を続ける覚悟だそうです。
そんな山本さんのもとには、感謝や応援の手紙が
100通以上寄せられているほか、最近では寄付も届いているということです。
こちらの無料通勤バスは、平日のみ1日1本の運行で、
朝6時に東村山駅前を出発し、およそ2時間かけて東京駅に到着します。
なお、乗車を希望される場合は予約が必要となりますので、
詳しくは、『銀河鉄道』のホームページをご覧ください。