『喫茶店から生まれた文芸誌が話題に!』
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2020年5月6日(水) デイリー「ホッと」トピックス
『喫茶店から生まれた文芸誌が話題に!』
先日、品川区にある喫茶店の店主が主宰となり、
新たな"地域文芸誌"が創刊され、話題となっているそうです!
『mal"(マル)』と名付けられたこちらの地域文芸誌を主宰しているのは、
品川区・中延にある喫茶店『隣町珈琲(となりまちカフェ)』の店主で、文筆家の平川克美さん。
ちなみに、『mal"』というのは、はフランス語で「悪(わる)」を意味しており、
平川さんと思想家の内田樹(うちだ・たつる)さんによる共著に出てくる、
「悪い兄たちが帰ってきた」という一節に由来するのだとか。
主宰の平川さんをはじめ、『隣町珈琲』の店長やお客さんを中心とした編集委員のメンバーのなかには、
書籍の編集経験がある人が一人もいなかったため、去年の夏頃から試行錯誤を繰り返しながら、
ようやく発刊までこぎつけたそうです。
また、費用は常連客らの寄付などで賄ったということです。
今回の創刊号には、インタビューや小説、エッセーなど32編を収録。
執筆陣は、先ほども名前が出てきた内田樹さんや、コラムニストの小田嶋隆さんなど、
地域やこちらのお店にゆかりのある作家、学者、文化人などが名を連ねているほか、
こちらの喫茶店で定期的に開催されている、文章講座で学ばれたかたが書いた原稿なども
収録されているそうです。
また、巻頭特集は、大田区出身で元旋盤工の作家・小関智弘さんへのインタビューを掲載。
そのほかにも、2013年に亡くなったシンガー・ソングライターの大瀧詠一さんと、
主宰の平川さんらによる対談を書き起こしたという、貴重な記事も掲載されているということです。
こちらの地域文芸誌『mal"(マル)』は、1部1400円+税で発売中。
荏原中延にある『隣町珈琲』の店頭や、全国の『mal"(マル)』取り扱い書店、
または、お店のオンラインショップ『隣町書店』で購入できます。
詳しくは、『隣町珈琲(となりまちカフェ)』のホームページをご覧ください。