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デイリー「ホッと」トピックス

『酒やみりんの順番は? 意外と知らない!料理の「さしすせそ」「入れる順番とその理由」』

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2020年4月15日(水) デイリー「ホッと」トピックス
『酒やみりんの順番は? 意外と知らない!料理の「さしすせそ」「入れる順番とその理由」』


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料理のレシピには、調味料を入れる順番が詳しく書いていない場合もあります。
そんな場合に覚えておくと便利なのが料理の「さしすせそ」。


調味料は加える順番によって、料理の仕上がりや味に影響してしまいます。
きょうは、そんな調味料のイロハ、料理の「さしすせそ」と、その理由についてご紹介します。


あらためて、料理の基本「さしすせそ」とは?
さ:砂糖、し:塩、す:酢、せ:醤油(昔「せうゆ」と表記したため)、そ:味噌
この順番は、入れる順番になっています。
では、なぜ、この順番になっているかご存知ですか?


【料理のさしすせそ】砂糖、塩を入れる順番とその理由は?
砂糖は甘みをつけるだけでなく、素材をやわらかくして、他の調味料の浸透を
よくしてくれる働きもします。また、砂糖は、食材に浸透するのに時間がかかる
ため、早めに入れて味を染み込ませます。


塩は砂糖よりも早く食材に浸透します。また、塩には水分を出して締める働きが
あります。もし塩を砂糖より先に入れてしまうと、先に塩が浸透し、砂糖が浸透
しづらくなってしまったり、素材がかたくなってしまいます。そのため、煮物
などでは砂糖を最初に入れます。


【料理のさしすせそ】酢、醤油、味噌を入れる順番、理由は?
「すせそ」の酢、醤油、味噌はすべて発酵調味料です。発酵調味料は熱を加える
と独特の風味が飛んでしまうため、最後の方に入れることが多いのです。
ただ、レシピによって異なるため注意しましょう。


酢は、早めに入れて火にかけると、酸味が飛んでまろやかになります。
酸味が欲しい場合は二度に分けて入れるなど、工夫が必要です。また、生臭みを
とったり、骨離れをよくしたい場合などは、早めに入れたほうが効果的です。


醤油や味噌が最後にくるのは、香りや風味を失わないためです。しかし、
醤油の味を染み込ませたいときなど、早めに入れて煮込むこともあります。


砂糖、醤油、酢、醤油、味噌は、ただ単に味付けに使われているだけでなく、
食材を柔らかくしたり、水分を出すために使ったり、アクを取ったり、
臭みを取ったりと、色々な役割もしてくれるので、料理ごとに必要とされる
役割を考えて入れるようにしましょう。


【料理のさしすせそ】酒、みりんを入れる順番とその理由は?
これ以外にも、よく使う調味料といえば、「酒」「みりん」ですが、「さしすせそ」
には入ってませんね。どの順番でいれるとよいのでしょうか?
お酒は、一番最初に入れることで、素材の臭みを取ったり、味をしみ込みやすく
したりする効果が発揮できます。「さ(酒)+さ(砂糖)しすせそ」と覚えましょう。
みりんには、「本みりん」「みりん風調味料」の2種類があります。
「本みりん」はお酒の仲間なのでお酒と同じく、最初にいれることで、
効果が発揮されます。「みりん風調味料」は、アルコール成分よりも糖分が
多いので、科学的には別物だそう。「みりん風調味料」は、照りや風味を出す
ために最後に入れるのがポイントです。


入れる順番を守ることで、調味料の効果を最大限に発揮させ、
ぜひ、おいしい料理を作ってみてくださいね!


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