『多様な税の歴史にスポットを当てた特別展が開催中!』
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2020年3月3日(火) デイリー「ホッと」トピックス
『多様な税の歴史にスポットを当てた特別展が開催中!』
現在、明治から昭和にかけて、実際にあったさまざまな「税」の歴史にスポットを当てた
特別展が、埼玉県・和光市にある税務大学校で開催され、話題となっているそうです!
展示では、ぜいたく品に広く課税された「物品税」や劇場などの「入場税」
(どちらも1989年に廃止)など、およそ10項目の歴史を紹介しています。
また、1年ほどかけて探し出したという、地下倉庫に眠っていた当時の啓発
ポスターなど、およそ35点も展示されているそうです。
まず、明治から大正までの税についてまとめた「文明開化と税」では、
当時、ぜいたく品とされていた「砂糖消費税」などについて詳しく解説。
元々、砂糖消費税の税率は、砂糖の色の違いで決められていたそうで、
その基準として実際に使われていた「砂糖の瓶詰め標本」の実物なども
展示されているのだとか!
続いて、戦争前後の税にスポットを当てた「都市化する生活と税」では、
当時の「遊興飲食税」を収めることを呼びかけるポスターなどを展示。
ちなみに、当時、芸者さんや芸子さんに支払った代金の税率は、
ぜいたくを抑止するためなどから、最大で300%まで跳ね上がったのだとか!
そして、「高度経済成長の中の税」というブロックでは、鉄道の寝台車や
特急列車などの料金に課された「通行税」を中心に紹介しています。
ただ、通行税に関する資料はなかなか見つからなかったため、
"鉄道マニア"だという、この特別展の担当者のかたが自ら集めた、
私物を中心に展示しているそうです。
こちらの特別展示「暮らしの変化と税」は、和光市にある税務大学校の
租税資料室で、今年の9月末まで開催されています。
開館時間は、原則として午前9時から午後4時半まで。
入館は無料。
会場となる税務大学校へは、東武東上線・和光市駅または、西武池袋線・大泉学園駅から
バスの利用が便利です。
詳しくは、国税庁のホームページにある「税務大学校」の項目をご覧ください。