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デイリー「ホッと」トピックス

『鉄球でも壊れない!"最強の小便器"が誕生!!』

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2020年3月2日(月) デイリー「ホッと」トピックス
『鉄球でも壊れない!"最強の小便器"が誕生!!』


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リスナーの皆さんは、駅や公園などの公衆トイレで一部が割れてしまったり、
ひびが入ったりしている小便器を見かけたことはありませんか?
もちろん、不可抗力で破損してしまうケースもあるかもしれませんが、
多くの場合、心ないイタズラなどによるものなのだそうです。


そんななか、そういったイタズラを受けたとしても、そう簡単には壊れない
"最強の小便器"が開発され、話題となっているそうです。

こちらの"最強の小便器"を開発したのは、鋳物の街として知られる埼玉県
・川口市にある伊藤鉄工という会社。2012年頃から、全国各地の公園などで
公衆トイレが破壊される事件が相次ぎ、なかでも2014年に東京・練馬区の
公園で陶器製の小便器が大量に破壊された際には、その修理費が1000万円
にも上ったそうです。そういった被害に業を煮やした東京都公園協会から、
"壊れにくいトイレ"を作ってほしいという相談を受け、開発がスタート。


ちなみに、通常の便器は陶器製で打撃に弱く、ステンレス製の便器は用を
足している人が映り込むなど、これまで使われてきた材質には、それぞれに
デメリットがありました。そこで、東京都公園協会の担当者が目を付けたのが、
"鋳物"だったそうです。


ただ、企画から完成までの道のりは簡単なものではありませんでした。
小便器そのものの構造や、洗浄する水を全面に行き渡らせる方法など、
試行錯誤を繰り返していき、5年もの年月をかけて、ようやく完成!


完成した鋳鉄製の小便器は、一般的な陶器製のモノと比べてはるかに軽い
30キロ程度にも関わらず、頑丈さは比べものにならないほどに!
重さ7・5キロの鉄球を高さ1メートルから落とす実験を行ったところ、
陶器製の小便器は粉々になったのに対し、鋳鉄製のモノはまったくの無傷!
もちろん、バールなどでたたいた程度では、びくともしないとのこと。


こちらの"最強の小便器"は、すでに駒沢オリンピック公園と谷中霊園に
設置されているそうです。


ちなみに、小便器に比べて大便器は造形が難しいため、
"最強の大便器作り"は今後の課題となっているそうです。


ご紹介した"最強の小便器"に興味を持たれた方は、
伊藤鉄工のホームページなどをご覧ください。

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