『茨城県に「ほしいも神社」が誕生!』
※放送終了後1週間しかお聴きになれません。
※詳しくはコチラをご覧ください。
2019年12月23日(月) デイリー「ホッと」トピックス
『茨城県に「ほしいも神社」が誕生!』
今日は、茨城県・ひたちなか市に完成し、早くも話題となっている
「ほしいも神社」についてお伝えしました。
茨城県が生産量日本一を誇る「干し芋」ですが、その歴史は明治時代に
遡ります。中米原産のサツマイモは、フィリピンや中国、沖縄などを経て
鹿児島に入り、明治時代に茨城県に伝来したとされています。その後、
ひたちなか市、那珂市、東海村など、干し芋の生産に適した土壌や気候の
場所が多かったことから、生産が盛んになっていき、今では全国シェア
9割を超える特産品に!
そんな干し芋の生産が盛んな街の一つ、ひたちなか市にある「堀出神社」の
一角に、今回「ほしいも神社」が創建されました。ちなみに、こちらの
「堀出神社」は、水戸藩の2代藩主・徳川光圀が、こちらの神社で古墳を
掘った際、ご神体となる鏡が出土したことから、「掘って出た神社」=
「堀出神社」と名付けられたとされています。その「掘って出た」と、
「イモを掘り出す」というのをかけ、こちらを「干し芋」ゆかりの神社
としたのだとか。また、敷地内には明治時代に干し芋を広めたとされる
小池吉兵衛さんの銅像が祭られているなど、「干し芋」とゆかりの深い
神社として知られています。
数年前から「堀出神社」を干し芋の聖地にしようと、ひたちなか商工会議所や
干し芋の生産者、地元住民らで建設委員会を作り、「ほしいも神社」の創建に
向けて議論を進めると同時に、寄付も募ったところ十分な費用が集まったことで、
いよいよプロジェクトが本格的にスタート。
完成した「ほしいも神社」には、黄金色の鳥居が大小26基並び、大きい鳥居の
基礎部分の石は干し芋をかたどっているそうです。また、先ほどの小池吉兵衛
さんも含めて、干し芋を広めた生産者など合わせて5人を「ほしいもの神様」に
祭り立て、碑も建てる予定とのこと。ちなみに、御利益は「干し芋」に掛けて、
「欲しい物は全て手に入る」ということになっているそうです。
こちらの「ほしいも神社」がある「堀出神社」は、ひたちなか海浜鉄道・湊線の
阿字ヶ浦駅から歩いて2分ほどの場所にあります。
詳しくは「堀出神社」のホームページをご覧ください。