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2019年12月9日(月) デイリー「ホッと」トピックス
『品川区で「朝の給食」が人気に！』

東京・品川区にある京急立会川駅前の商店街で、毎週木曜日に開催
されている「朝の給食」が話題となっているそうです。

こちらの「朝の給食」を開催しているのは、どちらも5歳と2歳の子どもを
持つ向井理沙さん（31）と山川樹里さん（36）のおふたり。
出産に関するイベントを通じて知りあった向井さんと山川さんは、
共に実家が遠いため両親による子育ての支援が難しく、
当時、仕事と子育てで大忙しという同じ境遇にありました。

そんな状況のため、以前から「何かあったとき、気軽に子どもを預けられる
知り合いが近所にいたらいいな」と、考えていたおふたりが、一念発起！
まずは、地域の人同士がつながれる居場所を作るところから始めるため、
思いきって会社を辞め、今年6月に会社を起業。
そして、7月から「朝の給食」を始めました。

毎週木曜日の朝、京急立会川駅の近くにある親子スペース「マザー
ネイチャーズサン」で開催されている「朝の給食」では、老若男女
問わず、誰でも300円を払うと近所のパン屋さんの焼きたてパンと
ドリンクを提供。

近所にお住まいの方を中心に、すでに人気イベントとなっており、
20席ほどある店内は毎回、あっという間に埋まるそうです。
そこでは、たまたま居合わせたお客さん同士が会話を楽しんだり、
給食を食べ終え会社に向かう人を見送ったりと、自然な交流が
生まれているのだとか。ちなみに、すでに常連さんもいるそうです。
また、こちらで出会った縁で、育休中のナレーターさんによる
「声の出し方教室」の開催が予定されているなど、新たな展開も
見せているとのこと。

運営されている向井さんによりますと、現在のスペースは間借りで
調理場もないため、いずれは一戸建てを借りて自分たちで調理した
「給食」を提供したいという想いもあるそうです。
また、食事そのものの提供だけでなく、"みんなで食べること"を
大切にして、孤独の解消を目指すというのが大きなテーマなのだとか。
来ればいつも何となく誰かがいて、街でバッタリ会ったときにも、
なんとなく挨拶くらいはできる、そんな顔見知りが増えて、
地元に愛着が湧く「サード・プレイス」を作りたいということです。

こちらの「朝の給食」は、京急立会川駅から歩いて3分ほどの場所にある、
親子スペース「マザーネイチャーズサン」にて、毎週木曜日の朝7時から
8時までの1時間、開催されています。料金は一律300円となっています。
詳しくは、運営を担当している「さかのした合同会社」のホームページを
ご覧ください。