『大分産の杉の木を使ったストローが登場!』
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2019年12月4日(水) デイリー「ホッと」トピックス
『大分産の杉の木を使ったストローが登場!』
プラスチックゴミによる海洋汚染が世界規模の問題となるなか、これまでプラスチック製が
一般的だったストローを、杉の木を使って製造した会社が現れ、注目を集めています!
杉の木を使ったストローを開発したのは、大分県・日田市で「かまぼこ板」を中心に
木材加工を手掛ける『高瀬文夫商店』という会社。
プラスチックゴミによる海洋汚染問題や、大手コーヒーチェーンなどにおける
プラスチックストローの廃止といったニュースを受けて、去年の春頃から製造に着手したそうです。
軽くて加工しやすい地元の日田杉(ひたすぎ)の特長に目を付け、その後、
同じく日田市内で漆器製造を行っているお店と協力しながら試行錯誤を重ねていくことに。
最初に製造したのは、木を筒状にくりぬいた試作品でしたが、
こちらは「飲み口が太すぎる」ということで、あえなく断念。
その後、ペーパー状の杉材(厚さ0・15ミリ)を巻いて作ると飲みやすく、
木目の美しさも引き立つことが判明し、こちらの商品化が決定しました。
そして、ようやく今年10月から販売がスタート。
現在、全部で5種類がラインナップされているということで、
きょうは、そのすべての商品を大分からお送りいただきました!
■通常の5ミリのストロー
1.白木(しらき)ストロー
唯一、基本的に使い切りという商品で、ホテルや飲食店向け。
数量により1本税別80円から。
2.簡易コーティング
ストローの内、外を水性ウレタンでコーティングした簡易ストロー。
取り扱い次第で使用回数は変わりますが、繰り返し使うことが
できます。1本税別250円から。ちなみに、一番の売れ筋商品!
3.ウレタンコーティング
簡易コーティングしたストローの外を、さらにもう一度ウレタンで
コーティング。簡易コーティングしたものより強度があり、
こちらも繰り返しお使いいただけます。1本税別500円から。
4.漆
ストローの内、外に職人が1本1本ていねいに漆を塗った最高級商品。
とても強度があり、口当たりが良いのが特徴。1本税別2500円。
■12ミリのストロー
5.タピオカ用として開発された12ミリのストロー。1本税別850円。
基本的に使い捨てではなく、洗って何度も使える点など受け入れられたようで、
大分県外の百貨店なども含め、すでに数十件の問い合わせが寄せられおり、
その反響の大きさに担当者のかたも驚かれているそうです。
なお、同じ杉の木を材料に使った耐熱性のコップも一緒に製造されており、
ぜひ、焼酎のお湯割りなどを楽しんでほしいとのことです。
ご紹介した大分県産の日田杉を使ったストローの取扱店舗など、詳しくは、
製造・販売を手がける『高瀬文夫商店』のホームページをご覧ください。