『「ミニ寄席」ブームが到来!』(後編)
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2019年11月15日(金) デイリー「ホッと」トピックス
『「ミニ寄席」ブームが到来!』(後編)
昨日に引き続き、ここ数年、その数が急激に増えているという、
一般的な寄席と比べてはるかに収容人数の少ない"小さな演芸場"、
「ミニ寄席」についてお伝えしました。
今日ご紹介したのは、今年の4月、谷中銀座商店街に誕生した
『落語演芸にっぽり館』。以前はお寿司屋さんだったという
空き店舗を改装し、30席ほどの「ミニ寄席」に。
こちらの特徴は、噺家さん自らが手がけているという点。
若手の真打として活躍する、林家たけ平師匠と三遊亭萬橘師匠が共同で運営。
主に、おふたりが出演する会を中心に、月に8日程度開催しているそうです。
ちなみに、林家たけ平師匠は落語協会、三遊亭萬橘師匠は五代目円楽一門と、
それぞれの所属する団体は異なりますが、芸歴も近く仲が良かったことや、
落語ファンを増やしたいという思いが一致したことなどから、
『落語演芸にっぽり館』を作ることになったのだとか。
オープンから半年ほど経ちましたが、時にはお客さんが一度も落語を
聞いたことがないという中年女性一人だけだったことも......。
ただ、そんな初めて落語を聞くお客さんにこそ楽しんでもらうため、
毎回、精一杯、高座を務めているそうです。
こちらの『落語演芸にっぽり館』は、JR日暮里駅または東京メトロ
千駄木駅から歩いて5~6分ほど、谷中銀座商店街の入口付近にあります。
公演スケジュールなど、詳しくは、『落語演芸にっぽり館』の公式サイトを
ご覧ください。
なお、通常の興行だけではなく、お客さんからの「この時間帯に落語会を
やってほしい」という要望に可能な限り応える、「館詰(かんづめ)」
というサービスも行っているそうです。
ご紹介した以外にも、たくさんの「ミニ寄席」が誕生していますので、
ぜひ、一度お出かけになってみては、いかがでしょうか?