『大田区に「勝海舟記念館」が誕生!』
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2019年9月23日(月・祝) デイリー「ホッと」トピックス
『大田区に「勝海舟記念館」が誕生!』
幕末から明治初期にかけて活躍した偉人・勝海舟の功績を後世に
伝えるため、ゆかりのある東京・大田区に『勝海舟記念館』が
オープンし、早くも多くの人で賑わっているそうです。
ちなみに、勝海舟に関する記念館は全国で初めてなんだそうです。
あらためて、勝海舟は江戸幕府の幕臣として活躍した人物で、欧米の
海軍技術をいち早く導入したり、新政府軍の西郷隆盛と会談を行い、
江戸城の「無血開城」を実現するなど、数々の功績を残しました。
その後、晩年に別荘を構えたのが、今の大田区にある「洗足池」のあたり。
風光明媚な景観を気に入り、池のほとりに別荘を建てたほか、その近くに
お墓も建て、そこに今は奥様と一緒に眠っているのだとか。
そういった縁があったことから大田区に誕生した『勝海舟記念館』。
昭和初期に建てられ、勝海舟に関する図書を収蔵していた国の登録有形文化財
『旧清明文庫』を大田区が改修、総事業費11億円をかけて開館しました。
まず1階には、ペリーが来航した時に勝海舟が幕府に提出した、海防に
関する意見書の草案など、多くの原物資料が並び、幕末から明治にかけて
活躍した勝海舟の生涯をたどることができます。また、勝海舟が残した
言葉がモニターに映し出されるコーナー「海舟ブレイン」では、西郷隆盛
らとの関わりや、勝海舟の人生観などに触れられるのだとか。
さらに、勝海舟がアメリカに渡る際に乗船した咸臨丸での航海を大画面の
CG映像で体験できる部屋があるほか、晩年に描いた自分の墓石の絵図や、
羅針盤、すずり箱などの愛用品も展示されているそうです。
そして、2階にはタッチパネルで勝海舟に関するクイズに答えたりする
ゾーンも設置されており、子どもから大人まで楽しめる施設となっています。
ちなみに先日、勝海舟の玄孫でアメリカ人のダグラス・スティフラーさんも訪れ、
勝の直筆の日記などを興味深く見学されていたそうです。
こちらの『大田区立・勝海舟記念館』は、東急池上線・洗足池駅から歩いて
6分ほどの場所にあります。開館時間は午前10時から午後6時まで。
入館料は一般300円、小中学生100円。なお、月曜が休館日ですが、
本日は祝日のため開館しております。その代わり、明日がお休みとなります。
詳しくは、大田区のホームページなどをご覧ください。