『大学教授が「ばい菌」について学べるカードゲームを考案!』
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2019年9月11日(水) デイリー「ホッと」トピックス
『大学教授が「ばい菌」について学べるカードゲームを考案!』
できることなら、なるべく触れたくない「ばい菌」。
しかし、残念ながら私たちのまわりには、たくさんの「ばい菌」が
存在しています。
そんな「ばい菌」のことを正しく、そして楽しく学んでもらおうと、
細菌学を専門とされている大阪市立大学の金子幸弘教授が、
『バイキンズカード』というカードゲームを自ら製作し、
話題となっているそうです!
2014年までは国立感染研究所の研究員だったという金子先生。
研究所の見学に来た人たちに向けて、「ばい菌」のことを少しでもわかりやすく
伝えたいと思ったのが、今回のカードゲーム作りのキッカケでした。
当初、子どもたちが大好きなアニメのキャラクターを使いたかったそうですが、
著作権の問題などもあり断念。
そこで、自ら絵を描くことにしたのだとか。
金子先生の手作りにより完成した『バイキンズカード』には、キャラクター名、
細菌のイメージイラスト、どこにいるのか、基本的性質、引き起こす病気、
強さなどが一目で分かるように描かれており、子どもたちにもわかりやすいと、
大好評とのこと。
たとえば、「ハイエンキューキン王」は名前の通り「肺炎球菌」ですが、
性質の部分に「宮殿」、名前には「王」と書かれています。
これは、宮殿とは人の体内という意味で、体の中のぜいたくな環境でしか
生きていけない菌の代表格という意味なのだとか。
なお、現時点では、「ばい菌」を倒してくれる「抗菌薬カード」がないため、
1対1のバトル形式ではなく、トランプのポーカーのように「肺感染」や「カビ」
など、同じ系統のカードを手札にそろえるといった遊び方が、「公式」の遊び方
なんだそうです。
こちらの『バイキンズカード』は、1セット3000円で発売中です。
大阪市立大学の生協や、金子先生が在籍されている細菌学教室の
ホームページから問い合わせると、購入できるそうです。
なお、細菌学教室のホームページでは、すべてのカードの情報を見ることが
できるほか、現在開催中の「バイキンズ総選挙」への投票などもできます。
ぜひ一度、大阪市立大学・細菌学教室のホームページをご覧ください。