『太宰治に恋した女性が、太宰の魅力を伝えるための自伝を出版!』
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2019年4月10日(水) デイリー「ホッと」トピックス
『太宰治に恋した女性が、太宰の魅力を伝えるための自伝を出版!』
私、西川文野も大好きな作家・太宰治。
そんな太宰治に恋し、太宰ゆかりの三鷹市に移り住んだという女性が、
太宰の新たな魅力を知ってもらおうと、
自らの半生をつづった自伝を自費で出版し、話題となっています。
その女性の名前は、駄場(だば)みゆきさん(52)。
大阪府のお生まれ。
京都の大学で日本文学を学んでいたとき、太宰が銀座の老舗バー「ルパン」で
あぐらをかいて座っている写真を見て"一目ぼれ"!
以来、太宰作品を読みあさるようになったといいます。
その後1999年、たまたま「太宰のファンサイト」を発見。
すると、そのファンサイトの運営者で、当時は愛媛県松山市で暮らしていた洋志さんと、
ネット上の掲示板を通しての交流がスタート。
そして、同じ年の太宰の命日「桜桃忌」(6月19日)に、
東京・三鷹市にある太宰の墓前で初めての対面。
太宰談議に花を咲かせると交際に発展していき、2年後の2001年に結婚!
そして、結婚から数か月後の2001年12月に夫婦そろって三鷹に移り住み、
翌年太宰の作品名にちなんだブックカフェ「フォスフォレッセンス」をオープン。
店には現在、およそ2000冊の古本が置かれ、そのうち300冊ほどが太宰に
関連したものだという。中には、太宰が1940年に発表した
「駈け込み訴へ(かけこみうったえ)」の初版本など、貴重なコレクションを読むこともできます。
そのような太宰と共に歩んできたとも言える自身の半生を通して、太宰の新たな
魅力を知ってもらおうと、今回、自費での自伝の出版を決意されたのだとか。
駄場さんの自伝「太宰婚~古本カフェ・フォスフォレッセンスの開業物語~」は、
1100円+税で発売中。今年が太宰治の生誕110周年の節目にあたるということで、
110冊を製作したところ、あっという間に完売!
今後は、6月の桜桃忌に合わせて重版する予定とのこと。
詳しくは、駄場みゆきさんのお店、ブックカフェ「フォスフォレッセンス」までお問い合わせください。