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デイリー「ホッと」トピックス

『女子大生のアイデアが詰まった賃貸住宅が完成!』

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2019年3月25日(月) デイリー「ホッと」トピックス
『女子大生のアイデアが詰まった賃貸住宅が完成!』


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東京・稲城市にキャンパスがある駒沢女子大学の住空間デザイン学科で
学ぶ学生たちが、主に働く女性用にデザインした新築の賃貸集合住宅が、
調布市に誕生し、話題となっています。


ちなみに、今回のように、通常の授業で学生が企画した賃貸住宅が、
実際に建設されるというのは、極めて異例のことなのだそうです。


こちらの取り組みは「コマジョクリエ」という産学連携のプロジェクトで、
駒沢女子大学のほか、狛江市の不動産会社「東都」、調布市の建設会社
「創建」という会社が連携・協力したもの。


住空間デザイン学科の授業の一環として、2016年10月にプロジェクトが
スタート。まず、当時の3年生38人による提案の中から「働く若い女性」
をメインターゲットにするという基本コンセプトが選ばれ、そこから
セキュリティや外観など、建物全体の設計方針をまとめていきました。
 

その後、次の年度の3年生52人が間取り案を考え、施主と不動産会社・
建設会社などに向けてプレゼンテーションし、異なるタイプの3つの案が
選ばれたのだとか。


そして、その3つの案を提案した学生が、現場で建設会社の担当者らと
打ち合わせを重ねてデザインを具体化し、去年の7月に着工し、先日、
完成しました。


完成した集合住宅は、鉄筋コンクリート造り3階建てで、部屋の数は15戸。
実際に提案が採用されたひとり、4年生の浦井夏々子さん(22)がデザイン
したのは「スマート女子計画」と名付けた、約30平方メートルの部屋で、
壁一面に収納棚を設け、見せる収納と扉で隠せる収納に使い分けられる
のが特徴。また、トイレや風呂などの水回りをコンパクトにし、台所の前
にはテーブルとしても使えるカウンター棚を置いた。更に、玄関から居室が
見えないデザインも、女性ならではの気配りが感じられる部分です。


ちなみに、この春、駒沢女子大学を卒業した浦井さんはリフォーム会社に
就職予定で、在学中にかけがえのない経験ができたことを大変喜んでいる
とのこと。


なお、こちらの物件に関しては、完成から1ヶ月も経たない先日、
早くも満室となったそうです。
 

今後の空室情報やプロジェクトの詳細などにつきましては、
コマジョクリエ」で検索してみてください。

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