『東京産のチョコ、今年の秋にも発売へ!』
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2019年3月6日(水) デイリー「ホッと」トピックス
『東京産のチョコ、今年の秋にも発売へ!』
東京都・小笠原村の母島では、国内では非常に珍しいカカオの栽培が行われており、
そのカカオを使ったチョコレートが、今年の秋にも販売される見通しとなったそうです。
母島でのカカオの栽培が始まったのは、2011年の8月のこと。
母島で農家を営む折田一夫さん(71)に、埼玉県草加市にあるチョコレート
会社「平塚製菓」の平塚正幸社長(69)が話を持ち掛けたのがキッカケです。
ガーナの農園で、たわわに実る「カカオ」の様子に感動した平塚さんが、
「ぜひ、日本産のカカオでチョコを作りたい」と思ったのが、すべての始まりでした。
そして、せっかく日本でカカオを作るのであれば、ニューヨークやロンドン
などと並ぶブランド力がある「東京」で作りたいと考え、母島を選んだといいます。
そこからカカオに関する情報を集め、母島の農家に依頼して1000粒の種を
植えてみたところ、そのうち167本が発芽!
ところが、その後すべて枯れてしまいました......。
そこで、母島における農業の第一人者である折田さんを頼ることに。
以降、平塚さんと折田さんは、たびたびインドネシアのカカオ農園を訪ね、
土壌改良や肥料、剪定方法などを学ぶなどして、試行錯誤を繰り返していきました。
そして、なんとか収穫できるまでになり、その収穫量も年々、増加しています。
2015年には、遂にチョコレートを試作する段階まで進み、
食べた人からは「マイルドでフルーティー」という高い評価を得たといいます。
その後、さらに収穫量が増えていき、安定して収穫できる見込みも立ったことから、
今年の秋に「東京産のチョコ」として売り出すことを決めました。
なお、当面はネット販売が中心になる予定とのことです。
平塚さんと折田さんを中心にした取り組みについて、詳しくは、
「東京カカオプロジェクト」のホームページをご覧ください。