『競走馬のゼッケンがバッグに!?』
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2019年2月5日(火) デイリー「ホッと」トピックス
『競走馬のゼッケンがバッグに!?』
茨城県の美浦村にある、JRA=日本中央競馬会の調教施設「美浦トレーニング・センター」で
競走馬の調教の際に使用され、本来であればそのまま廃棄されるはずのゼッケンを
再利用したバッグが製作され、人気となっているそうです。
こちらは、茨城県心身障がい者福祉協会が中心となって企画されたもので、
以前、滋賀県の障がい者施設がJRA栗東トレーニング・センターのゼッケンを
リサイクルした例を参考にしたのだとか。
美浦トレーニング・センターで使用される、年間およそ6000枚のゼッケンのなかから、
500枚ほどを美浦村にある障がい者支援施設「虹の里」が無償で譲り受け、
まず洗濯して縫い目をほどいていきます。
そして、それを縫製技術を学んだ利用者がいる茨城県内3つの施設で加工します。
生地となるゼッケンは、ペットボトルを100%再利用したポリエステル生地。
色は馬の年齢で異なっており、緑地が2歳、黒地が3歳、黄色地が4歳。
数字は所属する厩舎(きゅうしゃ)と馬の個体番号を上下に並べてあります。
バッグの形状はトート型やリュック型、ショルダー型と幅広く、そのほかにも、
エプロンやシューズ入れ、ドッグウエアなど、さまざまな商品に生まれ変わります。
あえてゼッケンの数字を大胆にカットして使用しているのも特徴的。
価格は、大きさや形状により異なるが、バッグは7000円~2万円ほど。
エプロンやシューズ入れなどは3000円台からです。
現在では、茨城県の石岡市や美浦村のふるさと納税の返礼品にもなっており、
ますます売れ行きが伸びているとのこと。
競走馬のゼッケンを再利用したバッグなどは、茨城県心身障がい者福祉協会が
運営するお店「福祉の店ハーネス」(水戸市)や、協会のホームページなどから購入できます。
詳しくは、「茨城県心身障がい者福祉協会」のホームページをご覧ください。