『障がいのあるアーティストの絵を採用したタンブラーで、 パラアスリートを支援!』
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2019年2月26日(火) デイリー「ホッと」トピックス
『障がいのあるアーティストの絵を採用したタンブラーで、パラアスリートを支援!』
障がいのあるアーティストが描いた絵を、プロのグラフィックデザイナーがタンブラーの図柄に仕立て、
それらを展示・販売するイベントが、東京・六本木にある東京ミッドタウンで開催されています。
なお、こちらのイベントの収益(売上から製造原価などの経費を差し引いたもの)は、
パラアスリートの支援にあてられるそうです。
こちらのイベントは、障がいがあるアスリートとアーティストの両方を
応援しようと、日本グラフィックデザイナー協会が企画したもの。
プロのグラフィックデザイナー151人が無償で参加し、まず、障がいがある
アーティストの活動を支援する組織「エイブルアート・カンパニー」が管理する、
およそ1万2千点の作品データベースから絵を選択。
そこに文字を重ねたり、モチーフを並べたりして、タンブラーの図柄としてデザインしていき、
合わせて151種類の作品が完成しました。
今回の取り組みでは、絵の作者である障がいのあるアーティストには著作権の
使用料が支払われ、タンブラーの販売収益はパラリンピック選手有志でつくる
「日本パラリンピアンズ協会」に贈られ、用具の購入などにあてられるといいます。
ちなみに、日本グラフィックデザイナー協会では、2018年から2020年
までの3年間、デザインの"つなぐ力"を使って、障がいのあるアーティストと
パラリンピアンを応援しており、去年は同じような形でマスキングテープを
つくり、およそ199万円を「日本パラリンピアンズ協会」に贈呈しています。
今回、参加したアーティストのひとり、tomokoさん(42)は、
20代前半の頃にケガで利き手である右手が不自由に。
そんななか、利き手ではない左手を使って懸命に絵を描き始めると、徐々に上達していき、
今では繊細なタッチで身近なモノや抽象画を描くまでになったといいます。
そして今回、151人のデザイナーのうち、3人がtomokoさんの作品を採用することになったのだとか!
こちらの展示販売イベント「チャリティ・アート・タンブラー」は、
東京ミッドタウン内にあるデザインハブにて、3月10日まで開催中。
期間中は毎日、午前11時~よる7時まで開催。入場は無料です。
ボトルの図柄は入れ替え可能になっており、好きな図柄3枚とボトル1本で
税込1500円で発売中。
なお、今後は全国巡回やネット販売が予定されているほか、
3月の中旬頃からはタリーズコーヒーの店舗でも販売されるそうです。
詳しくは、「チャリティ・アート・タンブラー」で検索してみてください。