『群馬県で、美しいボタンが並ぶ企画展が開催中!』
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2019年1月8日(火) デイリー「ホッと」トピックス
『群馬県で、美しいボタンが並ぶ企画展が開催中!』
国内外のアンティークなボタンを集めた展覧会、
『愛(め)でるボタン展 アイリスのボタンづくり』が、
群馬県にあります太田市美術館・図書館で開かれています。
こちらの展覧会では、太田市に本社があるボタンのトップメーカー、
「アイリス」が運営する「ボタンの博物館」の所蔵品から選ばれた
貴重な800点の美しいボタンを展示。
今回、展示されているなかで最も古いものは、
「フィビュラ」と呼ばれる古代ローマ時代の青銅製の留め金で、
これがボタンの起源とされているとのこと。
そして、最も高価なのは、1867(慶応3)年のパリ万国博覧会に出品された「薩摩ボタン」。
薩摩焼の技法で作られており、陶器の白い肌や金色など、
多色づかいが特徴となっている。直径29ミリのボタン1個に、なんと60万円の値が付くのだとか!
そのほかにも、18世紀のイタリアで作られたという、直径23ミリの18金の土台に
500個近い極小の色ガラス片を埋め込んでハトを描いたボタン「ミクロモザイク」、
18世紀末のフランス革命の勝利により解放された農民の姿を描いた七宝ボタンなど、
貴重な逸品が並んでいる。
また、ボタンの展示以外にも、
群馬県・高崎市在住の芥川賞作家・絲山秋子(いとやま・あきこ)さんによる
ボタンを題材にした書き下ろしの短編をスライドで紹介。
更に、太田市在住の写真家・吉江淳(よしえ・あつし)さんが
撮影したボタン製造工場のパネル写真の展示なども行われている。
こちらの企画展『愛(め)でるボタン展 アイリスのボタンづくり』は、
来週の月曜日・1月14日(成人の日)までの開催。
開館時間は午前10時から午後6時まで。入場は無料。
会場となる「太田市美術館・図書館」へは、東武伊勢崎線・太田駅から歩いて1分ほど。
詳しくは、「太田市美術館・図書館」のホームページをご覧ください。