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デイリー「ホッと」トピックス

『重いランドセルを何とか軽く! 母親が独学でベルトを開発!!』

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2018年12月17日(月) デイリー「ホッと」トピックス
『重いランドセルを何とか軽く! 母親が独学でベルトを開発!!』


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町を歩いていると、重そうにランドセルを背負っている子どもたちを
見かけることがありますよね? 


そんな子どもたちの負担を少しでも軽くしてあげたいとの思いで、
独学で研究を重ね、ランドセルの重さを分散させるベルトを考案
された女性がいます。

その女性のお名前は、千葉県・野田市にお住いの儀間恵子さん(41)。
現在小学4年生になる三女が小学校に入学した2015年、体を不自然に横に
傾けて登校する姿が気になったという儀間さん。その理由を尋ねたところ、
娘さんから「ランドセルが重くて、首が痛い」という切実な訴えが。
そこで、ランドセルの重さを量ってみると、なんと7キロも!
ちなみに、専門家などによると、適正な重さは体重の15%程度で、
小学校の低中学年であれば2~3キロほど。つまり、儀間さんの娘さんは、
適正な重さの倍以上もあるランドセルを背負っていたことに......。


娘さんをはじめ、子どもたちの負担を少しでも軽くしてあげたいと、
研究を開始した儀間さん。そこで着目したのが「抱っこひも」でした。
4人の子育てに使ってきたなかで、どんどん改良され、抱っこやおんぶ
などが格段に楽になった実感があったことから、これを生かせないかと
考えたそうです。


そこから試行錯誤を繰り返していき、最終的にたどりついたのが、
ランドセルと子どもの体に巻いて使うナイロン製のベルトでした。
重さで体が後ろに引っ張られるためにできる、ランドセルと背中の
隙間をできる限りなくして安定させ、肩にのしかかる重さを腰にも
分散させる仕組みなのだとか。


2016年に特許を取得すると自ら売り込みを行い、結果的に東京にある
かばんメーカー「マルヨシ」が製造してくれることに。
そして、去年からはネット販売も開始。


利用した子どもたちからは「本当にかる~い!」「流行ってほしい!」
という声が、そして、お母さんたちからも「確かに軽くなる!」
「こんな商品、今までなかったね!」といった反響が届いているそうです。


「まじかるベルト」と名付けられたこちらの商品、税別1900円で発売中。
詳しくは、「まじかるベルト」で検索してみてください。


ちなみに、考案者である儀間さんが特許を取得したのは、実はこれが2回目!
以前、子どもの熱中症を防ぐため、保冷剤を背中にぴったり付けた状態で
遊べるリュックタイプの「おんぶでクール」というアイテムを考案されたの
だとか。こちらに関しては、現在、商品化に協力してくれる企業を探している
そうです。興味のあるかたは、先ほどの「まじかるベルト」で検索すると、
儀間さんの連絡先が出てきますので、そちらまでお問い合わせください。

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