『"無血開城"から150年! 勝海舟と西郷隆盛が銭湯に登場!?』
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2018年8月7日(火) デイリー「ホッと」トピックス
『"無血開城"から150年! 勝海舟と西郷隆盛が銭湯に登場!?』
1868(慶応4)年、西郷隆盛と勝海舟の会談によって新政府軍の
江戸総攻撃が回避され、いわゆる「江戸無血開城」が行われてから、
今年でちょうど150年。
そんな節目の年を記念して、西郷隆盛と勝海舟の会見が行われたと
言われる池上本門寺内の松濤園をはじめ、晩年の勝海舟にもゆかりのある
大田区では、西郷さんの出身地である鹿児島県と共同で、
『どんと来い! 幕末・明治プロジェクト~「江戸」を救い、
「東京」を作った出会い~』と題した特別企画を実施しています。
その第一弾として、大田区・東蒲田にある銭湯「大正湯」に、
西郷隆盛と勝海舟のペンキ絵が登場しました。
こちらは、日本で唯一の女性銭湯絵師・田中みずきさんが手がけたもので、
7月20日の午前3時ころから描き始め、翌21日の午前1時頃に完成。
ほぼ丸一日がかりの力作!
男湯は「西郷と桜島」、女湯は「勝海舟と洗足池」という
構図になっており、浴室で両者が対面している。湯船につかりながら、
江戸の町と100万人の命を戦禍から守り、現在の東京へと発展する
礎となった偉業に思いをはせることができるのだとか。
ちなみに、大田区・南千束にある洗足池は、勝が西郷との会談に向かう途中で
休息をとった際、風光明媚なこの地を気に入り、後に「洗足軒」という別荘を
建設した場所。
その後、1899(明治32)年にこの世を去った勝海舟は、遺言により洗足池の
ほとりに葬られた。そして、その墓所の隣には西南戦争による西郷の死を悼んで、
勝が私費で建てた「西郷隆盛留魂碑」が、大正時代に移築されています。
さらに、来年の夏には「(仮称)勝海舟記念館」が開館予定とのこと。
今回のペンキ絵の完成を記念して、7月21日、22日の二日間限定で、
西郷さんにちなんだ「太眉あひる」がお風呂に大量発生し、
非常に盛り上がったのだとか!
こちらの「大正湯」へは、京浜急行線「京急蒲田」駅から歩いて5分ほど。
営業は午後4時~午前0時まで。金曜が定休日。
入浴料は大人460円、小学生180円、未就学児80円です。