『積乱雲の仕組みがわかる絵本が話題に!』
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2018年7月31日(火) デイリー「ホッと」トピックス
『積乱雲の仕組みがわかる絵本が話題に!』
今のような夏場に見かける機会の多い「積乱雲」。
そんな「積乱雲」の発生から消えるまでのメカニズムを、
とてもわかりやすい物語に仕立てた絵本が出版され、
話題となっています。
絵本のタイトルは「せきらんうんのいっしょう」。
手がけたのは、茨城県つくば市にある気象庁気象研究所・研究官の荒木健太郎
さん(33)。これまでにも雲に関する本を出版されたことがある荒木さんが、
全国各地で局地的な豪雨が相次ぐ中、大雨の原因となる気象に関心をもって
ほしいとの思いで企画しました。
物語は、暖かく湿った空気の「だんきくん」が、冷たい空気の「れいきくん」の
力で成長し、「せきらんうん」になる......というストーリー。
「れいきくん」が「だんきくん」の下に潜り込んで「きみはやれば出来る」と
励まし、「だんきくん」が空高くのぼっていく様子で、積乱雲の発生を説明。
そして、積乱雲になった「だんきくん」は大雨を降らせます。
絵を担当したのは、荒木さんの知人で、大学の航空部を舞台に少年少女たちの
光り輝く青春ドラマを描いた作品「ブルーサーマル」などで知られる、
漫画家の小沢かなさん。
荒木さん自身が描いたスケッチを基にして、小沢さんが雲の形を正確に描写。
青空も本物の色合いにこだわり、水蒸気の影響を考えて、地上近くは白っぽく、
高度が上がるにつれて青みを濃くしたという、こだわりの一冊に仕上がっています。
こちらの絵本「せきらんうんのいっしょう」は、ジャムハウスより、
1500円+税で発売中。全国の主要な書店で取り扱っています。
また、8月19日(日)には、「せきらんうんのいっしょう」の出版を記念した
イベントが、GINZA SIX 6Fにある銀座蔦屋書店にて開催されます。
こちらの詳細につきましては、銀座蔦屋書店のホームページでご確認ください。