『東京の超低山ガイド本が出版され、話題に!』
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2018年4月10日(火) デイリー「ホッと」トピックス
『東京の超低山ガイド本が出版され、話題に!』
都内の小さな山を案内するガイドブック、
その名も『東京まちなか超低山』が出版され、話題となっています。
こちらの『東京まちなか超低山』を手がけられたのは、
イラストレーター・中村みつをさん(65)。
標高100メートル以下、且つ麓からの高低差が50メートル未満の山や
丘を「超低山」として、素敵なイラストと紀行文で紹介しています。
中村さんによりますと、東京都心の超低山は自然の山のほか、
江戸時代の大名が庭園に造った築山(つきやま)や、富士山信仰から
住民らが土を盛り上げて作った富士塚に大きく別けられるとのこと。
ちなみに、自然の山の一例としては、東京23区内で最も高いという愛宕山
(標高26メートル)などがある。こちらの愛宕山については、およそ37度の
急斜面に男坂と呼ばれる階段があり、江戸時代に武士が馬で駆け上がり、
将軍にお褒めの言葉をもらったことから「出世の石段」と呼ばれるようになった
という逸話を紹介しているほか、山頂に至る六つのルートや、山の上にある神社
などの施設も描いています。
都心の富士塚に関しては、高さ5・4メートル~12メートルの6ヶ所を取り
上げています。西武池袋線・江古田駅の近くにあり、国の重要有形民俗文化財の
ため、立ち入りできる日が限定されている江古田富士や、富士五湖を模した池が
あり、頂上近くが富士山の溶岩で覆われた千駄ヶ谷富士などを、その富士塚が
作られた歴史などと一緒に、わかりやすく解説。
また、それぞれの「超低山」を紹介しているだけではなく、たとえば、
かつて目黒区にあった富士塚(目黒元富士・目黒新富士)の跡を訪ね、
西郷山を経由し、代官山にある古墳・猿楽塚に至るという「代官山トレイル」
など、2km~9kim程度の「縦走ルート」も紹介。
こちらの「東京まちなか超低山」は、ぺりかん社より税別1800円にて発売中。
現在、全国の書店にて扱っておりますので、興味を持たれた方は、
ぜひお手に取ってみてください♪