『片手でクッキング! 半身不随の人でもできる簡単レシピを東京ガスが考案!』
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2018年4月4日(水) デイリー「ホッと」トピックス
『片手でクッキング! 半身不随の人でもできる簡単レシピを東京ガスが考案!』
病気などで半身不随になったり、けがなどで片手しか使えなくなった方
たちにも料理を楽しんでもらおうと、片手だけでもちょっとした工夫や
アイディアで調理が可能なコツやレシピを東京ガスが提供し、
そのレシピ集をホームページ上で公開しています。
「片手でクッキング」と名付けられたこちらのレシピ集では、
半身不随の患者さんを支援し、患者さん向けの料理教室を長く続けている、
「横浜市リハビリテーションセンター」監修による料理5品目を
紹介しています。
レシピ集では、「広がりやすい葉物は皿で押さえて切る」「まな板の下に滑り止め
マットを敷き、ぬれ布巾で食材を固定する」「リンゴの皮をむくときは、おわん
などで動かないようにする」......といった、調理のコツを紹介。
主なメニューとしては、「野菜とベーコンのスープ」「鶏肉の炭火焼風とグリル
野菜」「ツナトマトソースのペンネ」などがあり、野菜の切り方からソースの
作り方などまで、いずれも写真付きでわかりやすく解説しています。
このようなレシピを開発することになったのは、東京ガスの社員である
原口聖名子(はらぐち・みなこ)さんが、右半身が不自由な同僚の女性から
「片手でも出来る料理のコツや便利グッズなどの情報が少ない」と、聞いたのが
きっかけだったそうです。
その後、原口さんは「横浜市リハビリテーションセンター」が開いている
料理教室を見学。そこで片手でも生き生きと楽しそうに調理する患者さんたちの
姿を見て、レシピ集作りに取り組むことを決意。
そこから「横浜市リハビリテーションセンター」の協力も得ながらレシピ開発を
進めていき、完成にこぎつけました。
先日、アジアパラ競技大会2018 代表候補に内定している水上真衣選手、
北京パラリンピックの競泳バタフライで銀メダルを獲得した小山恭輔選手らを
招いて、体験教室を開催。小山選手は中学2年生で脳梗塞を発症し、
右半身にまひが残るため、普段は包丁などはあまり使わないということですが、
この日は包丁も使いこなし、調理にトライ。片手だけでも手の込んだ料理を
作れたことに、たいへん喜ばれていたそうです。
なお、こちらのレシピ集は、東京ガスのホームページから無料でダウンロードできます。
「片手でクッキング」のレシピ集はコチラ!