『震災から7年。西荻窪の住民がポストカードで復興を支援!』
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2018年3月26日(月) デイリー「ホッと」トピックス
『震災から7年。西荻窪の住民がポストカードで復興を支援!』
東日本大震災からの復興を支援しようと、杉並区西荻窪のグループが、
地元で愛されている通称「トトロの樹」と呼ばれるケヤキの木を写した
ポストカードを作り、販売を始めたそうです。
こちらの活動を行っているのは、杉並区立「坂の上のけやき公園」にある
ケヤキの大木(「トトロの樹」)を守る活動をはじめ、震災直後から復興
支援にも取り組まれている「ミイセ」というグループ。
ちなみに、「ミイセ」とは「みんなで・生きる・世界」の略とのこと。
そんな「ミイセ」の中心メンバーである山中啓倭子さんにお話を伺ったところ、
「トトロの樹は一度、伐採寸前までいったが、署名活動などにより奇跡的に残す
ことができた。また、3年前にも半分ほど枯れてしまい、さすがに"もうダメか"
と思われたが、そのピンチも奇跡的に乗り越えることができた。そういった数々
の危機を乗り越えてきたトトロの樹の歴史が、被災地に向けた希望のメッセージ
になるのではないかと思い、今回、トトロの樹の写真でポストカードを作り、
売上金を被災地へ送ることになった」ということでした。
ちなみに、こちらのグループでは震災発生以降、継続的に支援活動を行っており、
去年は、杉並区と災害時相互援助協定を結んでいる福島県・南相馬市に、直接、
義捐金を届けられたそうです。山中さんによりますと、南相馬市のシンボルツリー
も「トトロの樹」と同じケヤキなのだとか。
今回のポストカードに使用されている「トトロの樹」の写真は、今年の1月、
あの大雪の日に撮影されたもので、その裏にはメッセージが書き添えられて
います。それを4枚入り500円で250セット用意し、山中さんが店長を務める
カフェ「アトリエ・カノン」などで販売中ですが、先週の水曜日の時点で、
既に残り100セットを切っているということでした。なお、今後は季節ごとに
「トトロの樹」を撮影し、ポストカードを作成する予定とのこと。
また、新たな取り組みとして、毎月第三木曜日に、「アトリエ・カノン」の
人気メニュー「野菜とひき肉のスパイシーカレー」を特別価格500円で販売し、
その全額を義捐金として寄付することになったそうです。
なお、ご紹介したポストカードなども含め、詳しくは「アトリエ・カノン」で
検索してみてください。
そのほか、「トトロの樹」のお話を一冊にまとめた絵本「坂の上のケヤキ
~キセ木の物語~」も出版されていますので、ぜひそちらもご覧ください。