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デイリー「ホッと」トピックス

『車いす利用者がオシャレに着こなせる、ズボンとスカートを開発!』

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2018年3月12日(月) デイリー「ホッと」トピックス
『車いす利用者がオシャレに着こなせる、ズボンとスカートを開発!』


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ご自身も車いす生活を送られている千葉県にお住まいの女性が、
「座ったままでもはきやすく、そしてオシャレに見えるように」
との想いを込めてデニム生地のズボンとスカートを10年がかりで
開発し、インターネットでの販売を開始したところ、たちまち
人気となっているそうです。


『さかさまデニム』と名付けられたこちらの商品は、一般の服が
立ち姿からデザインされるのに対し、「座った姿に合うように」
というまったく逆の発想から生まれたのだとか。


開発者のなかざわけいこさん(42)は2000年頃、スノーボード中の
事故で脊髄を損傷し、車いす生活に。その結果、お気に入りだった
細身のスリムジーンズがはけなくなってしまった。体重は事故の前
よりも減っていたのに、腰まで引き上がらなかったそうです。


もちろん、以前から座ったままでもはけるズボンはありましたが、
お腹周りが苦しくならないように作られた、ダボダボタイプのズボン
ばかりでした。そこで、かつて文化服装学院で服飾を学ばれていた
なかざわさんは、「ないなら自分で作ろう」と、一念発起。
2006年ごろから試行錯誤を重ねながら、開発を進めました。


素材は伸縮性のあるデニム生地を使用。
また、座ったまま脱ぎ着できるようファスナーをできるだけ長く、
さらに後ろの股上を延ばすことで座った時に背中側がずり落ちず、
お腹周りを締め付けないズボンが完成。見た目はスリムですが、
立つとお尻の部分が立体的に出るデザインに仕上がったそうです。


同様に、お尻の部分がぽっこりと出たスカートも製作。
生地が脚の間に落ちてスカートの中が見えにくいように工夫。
座ったまま頭からかぶってはけるのだとか。


約10年をかけて、工夫に工夫を重ねたデザインは2015年に意匠登録。
そして、2016年の春に「カムパネルラ」というブランド名でネット
販売を始めたところ、「はきやすい」「こんな服が欲しかった」と
大きな反響を呼んだそうです。


こちらの『さかさまデニム』は税抜き、送料別でズボンが14800円、
スカートが12000円となっています。
なお、詳しくは『さかさまデニム』で検索してみてください。

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