『ミニシアターの草分け「岩波ホール」が開館50周年!』
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2018年2月14日(水) デイリー「ホッと」トピックス
『ミニシアターの草分け「岩波ホール」が開館50周年!』
全国のミニシアターの草分けとなった、東京・神田神保町にある
「岩波ホール」が先日、開館50周年を迎えました。
岩波ホールは、現在の支配人である岩波律子さんの父親で、当時、岩波書店の
社長だった、今は亡き岩波雄二郎さんが私財を投じて、1968年に多目的ホール
として開館。雄二郎さんの義理の妹で、2013年に亡くなった高野悦子(たかの・えつこ)さんが
総支配人となり、1974年頃から映画に特化するようになりました。
高野悦子さんは、外国映画の配給を手掛けてきた川喜多かしこさんと埋もれた
名作映画を上映する組織「エキプ・ド・シネマ」(フランス語で「映画の仲間」)
を結成。岩波ホールを拠点に、インドの「大地のうた」三部作、ギリシャの
「旅芸人の記録」、ポーランドの「大理石の男」、アメリカの「八月の鯨」などを
公開し、全国にミニシアター・ブームを呼びました。
ちなみに、岩波ホールではこれまでに55の国と地域の映画を上映してきた
とのこと。
今月3日からは50周年記念上映がスタート。
現在は、その第一弾として、ソビエト連邦からの独立を果たした翌年、
1992年のジョージア(グルジア)の首都・トリビシを舞台に、
2人の少女の成長と友情をみずみずしく描き、各国の映画祭で評価された
作品「花咲くころ」を上映中。
その後、3月17日からは第二弾として、中央アジアの美しい国・キルギスを
舞台に、伝説を信じて毎晩馬を盗み、野に放っている男の姿を描いた作品
「馬を放つ」を上映予定。
以降、合わせて9つのプログラムを50周年記念として上映することが
決まっています。
なお、上映作品・スケジュールなどの詳細は、岩波ホールのホームページで
ご確認ください。