くにまるジャパン 極 文化放送 番組サイト

毎週月曜日〜金曜日 9:00~13:00 文化放送

デイリー「ホッと」トピックス

『水戸市が作成した「認知症すごろく」に問い合わせが殺到!』

このコーナーをradiko.jpタイムフリーで聴く

※放送終了後1週間しかお聴きになれません。

※詳しくはコチラをご覧ください。

2018年2月7日(水) デイリー「ホッと」トピックス
『水戸市が作成した「認知症すごろく」に問い合わせが殺到!』


k20180207g.jpg


茨城県・水戸市が作った「認知症456(すごろく)」というゲームが、
遊びながら認知症についてイチから学べると評判になっており、
全国各地の自治体などから問い合わせが殺到しているそうです。


水戸市では、おととし、認知症の理解を深めてもらうための冊子『認知症123
(いちにさん)』を作成。そんな中、より楽しく認知症を学ぶことができないかと
考え、『すごろく』を作ることに。ネーミングは『認知症123』の続編であり、
語呂も良いということで『456(すごろく)』としたのだとか。


すごろくは認知症の進行度ごとに〈変化の起き始め〉〈見守りが必要〉
〈日常生活に手助けが必要〉〈常に介護が必要〉といった4つのエリアに
分かれており、普通のすごろくと同じように、スタートからサイコロを振って
コマを進めていきます。


最初の〈変化の起き始め〉エリアでは、「友達との約束を忘れちゃった」
「あれ、メガネどこだろう?」といった認知症の初期症状がマス目に記載。


続く〈見守りが必要〉エリアに進むと、「また鍋を焦がしちゃった」
「同じことを何回も聞いてくる」などのマス目が現われ、
〈日常生活に手助けが必要〉エリアでは「車にこすり傷がたくさんある」、
「ご飯は食べたのに、食べさせてくれないと言っている」などのマス目が、
そして〈常に介護が必要〉エリアでは、「誰かわからないけど、親切な人だ」
「おじいちゃんが家に帰ってこなくなっちゃった」といった具合に、
認知症の症状が段階的にわかるようになっています。


また、こちらのすごろくには、「野菜の名前を10個言ってみよう」
「あと出しジャンケン」といった進行度に応じた「脳トレ」をするマスも
あるため、通常のすごろくのように、人より早くゴールするよりも、
むしろ1コマずつ遅く進んだ方が、たくさんの情報を学べるのだとか。


ちなみに、こちらの「認知症456」は、「いばらきデザインセレクション2017」
にも選定されたそうで、「グループで遊び学ぶというコトの提案とともに、
地域社会の認知症の理解促進・ネットワークづくりに貢献している」と、
高い評価を受けたのだそうです。


なお、「認知症456」は水戸市内の地域サロン等での活用を想定しているため、
個人や水戸市以外の団体への配付は行っていませんが、水戸市のホームページ
からダウンロードすれば、どなたでも遊ぶことができます。
詳しくは、「水戸市・認知症すごろく」で検索してみてください♪

radiko.jp 文化放送を今すぐ聴く!