『正しい知識と対策で、ヒートショックを防ごう!』
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2018年2月6日(火) デイリー「ホッと」トピックス
『正しい知識と対策で、ヒートショックを防ごう!』
毎年、寒さの厳しい時期になると、よく耳にする「ヒートショック」。
最悪の場合、死に至るケースもある「ヒートショック」について、
きょうは、その対策方法などをお伝えしたいと思います。
まずは、あらためて「ヒートショック」とは、温度の急な変化が
体に与えるショックのことです。この「ヒートショック」によって
血圧に大きな変動が生じると、特に高齢者や血圧の高い人などは、
脳出血や脳梗塞、心筋梗塞などが発生するリスクが高まります。
家の中で、特に危険なのがお風呂場。寒い脱衣室や浴室から、いきなり
熱いお湯に入ることで、体に大きな負担がかかってしまうようです。
では、どんな対策が効果的なのか?
ここからは、「ヒートショック対策」をいくつかご紹介します。
まず、家でのヒートショック対策として特に心がけたいのが、居住空間全体の
温度差をなくす「温度のバリアフリー化」。暖房器具などを効果的に使い、
入浴前にあらかじめ暖めておくことが大切。浴室や脱衣所はもちろんですが、
家の中全体の温度差をなくすように心がけると、一層、「ヒートショック」の
抑制につながるそうです。
そういった暖房器具を使った方法以外にも、さまざまなヒートショック対策が
あります。例えば、冬でもお湯の温度の設定を41℃以下、湯につかる時間は
10分までを目安にする。つまり、熱いお湯に長時間つかることを避ける。
その他にも、浴槽に入る前にしっかりと「かけ湯」を行って、身体をお湯に
慣らしたり、湯上がりには身体を冷やさないようにすることも大切。
また、高い位置にシャワーを固定して浴槽にお湯をためることで、浴室全体を
暖めるなど、ちょっとした工夫でヒートショック対策をすることができます。
そして、もうひとつ、ぜひ活用してほしいのが「ヒートショック予報」!
日本気象協会と東京ガスが共同開発した「ヒートショック予報」は、
去年の10月から天気予報専門メディア「tenki.jp」で
スタートし、全国の市区町村ごとおよそ1,900地点の7日先までの
「ヒートショック予報」を提供している。また、東京ガスのweb会員サービスである
「myTOKYOGAS」でも2月1日から「ヒートショック予報」を提供しています。
標準的な戸建住宅を想定し、冬の時期における気温の予報から、屋内で生じる
冷え込みや温度差の程度を推定。「ヒートショックのリスクの目安」を3ランク、
5種類のアイコンでわかりやすく表示。
ちなみに、この「ヒートショック予報」の配信によって、ヒートショックに
関する情報の認知度が向上したという、インターネットによる調査結果もあります。
きょう、ご紹介したような「ヒートショック対策の方法」や、
「ヒートショック予報」などを効果的に活用して、
ぜひ、事故の防止につなげていただければと思います。
ヒートショック予報はコチラ!